最近はアイスクリームも結構高い。ニューヨーク・タイムズ紙に書かれているように、トッピングなしのアイスクリームでも1スクープ4ドルすることも珍しくないし、それにオーガニックのホイップクリームや、持続可能な環境で育てられたイチゴ、フランス産のビタースイート・チョコチップを加えたりすると、10ドルを突破してしまうこともある。
しかし本当に「高すぎる」アイスクリームの値段とはいくらだろう?1スクープ817ドル(約10万円)?
まさかと思うかもしれないが、これは実際に売られているアイスクリームの値段だ。ニュースサイトの「ビジネス・インサイダー」によると、このアイスクリームはドバイのスクーピ・カフェで販売されており、「ブラック・ダイヤモンド」と名付けられている。ビジネス・インサイダーは「世界でもっとも高価なアイスクリームと思われる」と伝えている。もちろんそうでない方が驚きだが...。
この豪華なアイスクリームはマダガスカル産のバニラアイスクリームで、ブラック・ダイヤモンドと呼ばれるほど希少なイタリア産トリュフ、イラン産のサフラン、そして23カラットの食用の金ぱくがトッピングされている。アイスクリームが入っている器はヴェルサーチ。アイスクリームを食べたあと持ち帰ることができる。
これよりも高いアイスクリームなどすぐには思いつかないが、メディアはこのブラック・ダイヤモンドを「最も高価なアイスクリーム」と断定するのを躊躇しているようだ。AOLやテレグラフ紙は、「おそらく」「かもしれない」という言葉を使って、ブラック・ダイヤモンドが世界で最も高いアイスクリームだと断定するのを避けている。
ビジネス・インサイダーによれば、これまでに売れたブラック・ダイヤモンドは2つだけだという。しかし、スクーピ・カフェのオーナー、ズービン・ドシ氏は3人目もきっと現れると信じている。ドシ氏はアラビアン・ビジネス誌にこう話す。「もっと安価なアイスクリームもありますが、向上心のあるドバイの消費者は、上質の商品を買うためであれば喜んで高いお金を払ってくれると期待しています」
高価なデザートといえばシカゴにあるホテル「ザ・ランガム・シカゴ」の1000ドル(約12万円)のサンデー「ヴィクトリア女王」も忘れてはいけないだろう。しかし、もうこれ以上高いアイスクリームはいらないというのが正直な気持ちだ。
「ザ・ランガム・シカゴ」ホテルの「ヴィクトリア女王」
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:梅田智世/ガリレオ]
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