AKB48の41枚目のシングル曲を歌う選抜メンバー16人を決定する「第7回AKB48選抜総選挙」が福岡市ヤフオクドームで行われ、地元・福岡で活動するHKT48の指原莉乃が19万4049票を獲得し、2年ぶりに1位に返り咲いた。
指原莉乃のスピーチ全文は以下の通り。
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まさか、こんなに素敵な景色をもう一度見ることができるとは思っていませんでした。自信がある、1位になりたいといろんなところで言っていたものの、昨日の夜一人になった時、もし1位じゃなかった時、ワイドショーにどうやって取り上げてもらおうとか、いろいろ考えたんですけど、まず、みなさんにお礼をさせてください。投票してくださったみなさん、本当にありがとうございます。
そして、普段はHKTのメンバーのみんなにお礼を言う機会が少なくて、さっき、2位の発表の前、不安でなんとなく振り向いたとき、「大丈夫です。私たちがいます」と言ってくれたメンバーに、普段は恥ずかしくてこんなことは言えませんが、みんなは、私の大事な大事な宝物です。いつも本当にありがとう。
まだ、頭のなかで整理できてはいませんが、自分の話をさせてください。私はAKBグループの中でもかなり特殊な存在です。そんな私でも、大分県で学生をしているときは、自分のことをまあまあかわいいと勘違いをしていました。ですが、芸能界に入って、AKBに入って、なかなかセンターになれない私は、どうやったらセンターになれるんだろうと、ずっと考えていました。どうやったら前田敦子さんや大島優子さんのようになれるのか、考えたけど、なれませんでした。私は開き直りました。私は指原莉乃をやり通そう、そう決めました。
私は、ブスで、貧乳で、いいところは本当に少ないです。(そんなことないよ!)どうもありがとうございます。お決まりのセリフをありがとうございます。いいところのない私は開き直って、2年前、1位になることができました。でも、その1位は、スキャンダルからの大逆転、HKT48の立役者、AKBのストーリーに支えられての1位だとずっと思っていました。いつか私もみんなみたいに指原莉乃として評価されたい、そう思っていました。
AKBグループにはかわいい子がたくさんいます。今年は、こんなに自分に自信のない指原が1位になることができました。全国の自分に自信のないみなさん、私のように、いじめられて、ひきこもりになって、親にたくさん迷惑をかけてしまったみなさん、日の当たっていないみなさん、私は、もう一度1位になることができました。奇跡の1回ではなく、自分が1年がんばってきたことを評価されての1位だと信じています。
私は落ちこぼれです。選ばれた人間ではありません。全国の落ちこぼれのみなさん、私の1位を、どうか自信に変えてください。
あの日、私に力をくれたアイドルのように、私も、みなさんの力になれることがとても嬉しいです。今日は本当にありがとうございました!
あ、最後に一個。ちょっと、いつものやつをやっていいですか。これからも、AKBグループを応援してくれるかな? (いいとも!)ありがとうございます。満足です。
(後輩、仲間たちに)これから、もっともっともっともっと、最強の、決して落ちぶれているわけではないAKBを作っていきましょう!
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