「パンクは死んだ」セックス・ピストルズのロゴ入りクレジットカードに賛否両論

1977年、セックス・ピストルズのファースト・アルバム「勝手にしやがれ!」のアルバム・ジャケットのロゴを使用したクレジットカードが「ヴァージン・マネー」から発行された。

1977年、パンクバンド「セックス・ピストルズ」のファースト・アルバム「勝手にしやがれ!」のアルバム・ジャケットのロゴを使用したクレジットカードが、アルバムを発売したヴァージン・レコードの創設者、リチャード・ブランソンが所有する金融機関「ヴァージン・マネー」から発行された。

「勝手にしやがれ!! これが新しいヴァージン・マネーのクレジットカードだ」というスローガンと共に、カード部門代表のミシェル・グリーン氏は、新しいクレジット・カードが他のイギリスの銀行のカードより目立つことを願っている。

彼女は、「長い間、イギリスの金融機関は変化がありませんでした。同じ製品、同じサービス、お客様への同じ態度。ヴァージン・マネーでは、変化を起こそうとしています」と言った。

セックス・ピストルズとヴァージン・マネー

「クレジット・カードを発行する時、ヴァージンの遺産や特異さを称賛したかったのです。セックス・ピストルズは従来の慣習や、決まりきったやり方に挑戦しました。私たちも現在、イギリスの金融界を揺るがせようというしているのです」

しかし、Twitterのユーザー全員が、この考えに賛同している訳ではない。それは、セックス・ピストルズが消費主義を長年批判していたからだ。かつて、セックス・ピストルズのボーカルのジョニー・ロットンは「ロックは死んだ」という名言を残したが、このクレジットカードの登場で、「パンクは死んだ」と嘆く人が続々と登場した。

そう、パンクは死んだ。消費者を念頭に置いた安っぽい製品でしかない。

セックス・ピストルズは今や、ヴァージンのデビット・カードに登場しているのか? まさに、パンクは死んだ。引きずり出されて、十字架にはりつけられたのだ。

セックス・ピストルズのクレジット・カードがある。素晴らしい。私たちは、完全にトーリー党(保守党)的な重苦しい時代に生き、セックス・ピストルズは誤ったことをしている。

俺はアンチクライストだ、俺はアナーキストだ、欲しいものはわかっている、手に入れる方法もわかってる(セックス・ピストルズのシングル「アナーキー・イン・ザ・UK」の歌詞)。今、申し込み可能の、セックス・ピストルズのクレジットカードを使うんだ。

セックス・ピストルズはヴァージン・マネーのクレジットカードのデザインとなった。#NowThatsWhatICallAntiCapitalism

パンクがいつの間にか死んでしまったのかどうかあやふやな人たちのために、ヴァージン・マネーはセックス・ピストルズのクレジット・カードを発表した。

でも、パンクはまだ死んでいないかもしれない。Twitterユーザーの中には、クレジットカードに殴り込みをかけたセックス・ピストルズのロゴ自体は、実際とてもパンクだと言う。

クレジットカードに殴りこみをかけた、セックス・ピストルズは証明する。本物のパンクを。

セックス・ピストルズのクレジットカードは、パンクの「意味」について長年熱心にコラムを書いている、ロックをつまらないものにしている奴らへの痛快な意趣返しだ。

リチャード・ブランソンは、新しいカードがヴァージンが誇りとする音楽の歴史に光を当てることを願っている。

ブランソン氏は「セックス・ピストルズは、ヴァージンの歴史を象徴する重要なバンドだ。ヴァージン・マネーは、自分たちの過去に誇りを持つ金融機関だ。仲間がこの方法でそれを賞賛することを決めた事実をうれしく思う」

「40年近く経った今でも、セックス・ピストルズが巻き起こす力は少しも色あせていない。我々はいまだに広告でコピーを審査するように言われる。長い間にいろいろな変化があったが、この点は、まったく姿勢は変わっていない」

この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。

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