高橋一三さん死去 巨人V9「左のエース」 星飛雄馬のモデル

巨人の9連覇時代を「左のエース」として支えた高橋一三さんが14日、多臓器不全のため死去した。69歳だった。

プロ野球、巨人の9連覇時代を「左のエース」として支えた高橋一三(たかはし・かずみ)さんが7月14日、多臓器不全のため死去した。69歳だった。高橋さんが2014春まで野球部監督を務めていた山梨学院大の関係者が明らかにしたと、時事ドッドコムなどが報じた。

高橋氏は1965年に巨人入団。69年に22勝で最多勝、最優秀勝率、沢村賞に輝き、右投げの堀内恒夫とともに投手陣の柱として巨人V9達成の原動力になった。76年に張本勲との交換トレードで日本ハム移籍。81年に14勝を挙げ、優勝に貢献した。実働19年で通算成績は167勝132敗12セーブ、防御率3.18。

時事ドットコム:高橋一三氏死去=V9巨人「左のエース」-プロ野球 2015/07/1508:51)

高橋さんは広島県出身で、北川工高から巨人入団。球威のあるストレートと大きく曲がるカーブが武器。1973年は23勝を挙げて、最多奪三振、沢村賞。引退後は巨人と日本ハムで投手コーチ、2軍監督などを歴任。2009年4月に山梨学院大の監督に就任したが、体調不良のため2014年春に退任していた。

夫人は元映画女優の橘和子さん。右手にはめたグラブを高く掲げ、左腕を上から地面へ投げつけるダイナミックな投球フォームが特徴で、アニメ「巨人の星」の主人公、星飛雄馬のモデルになった

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