「ギリシャの戦闘機がトルコ着陸、ATMから現金引き出す」←ジョークと判明

ギリシャ空軍の戦闘機「F-16」が秘密裏にトルコの飛行場に着陸し、ATMから現金を引き出した後に離陸してギリシャに戻ったと報じた……という話題が7月20日、世界中のニュースサイトやソーシャルメディアに拡散した。
EILAT, ISRAEL - DECEMBER 09: A Greek F-16 jet takes off on December 9, 2014 at the Ovda airbase in the Negev Desert near Eilat, southern Israel. Israel and Greece concluded a Joint Air Forces drill during the joint IDF-Hellenic Air Force drill week. On Sunday, official Syrian media reported that Israeli jets had bombed targets near Damascus International Airport and in the town of Dimas, north of Damascus and near the border with Lebanon. (Photo by Lior Mizrahi/Getty Images)
EILAT, ISRAEL - DECEMBER 09: A Greek F-16 jet takes off on December 9, 2014 at the Ovda airbase in the Negev Desert near Eilat, southern Israel. Israel and Greece concluded a Joint Air Forces drill during the joint IDF-Hellenic Air Force drill week. On Sunday, official Syrian media reported that Israeli jets had bombed targets near Damascus International Airport and in the town of Dimas, north of Damascus and near the border with Lebanon. (Photo by Lior Mizrahi/Getty Images)
Lior Mizrahi via Getty Images

ギリシャ空軍の戦闘機「F-16」が秘密裏にトルコの飛行場に着陸し、ATMから現金を引き出した後に離陸してギリシャに戻ったと報じた……という話題が7月20日、世界中のニュースサイトやソーシャルメディアに拡散した。

中国の国営通信社「新華社」の日本語サイトは、以下のように報じている。

トルコメディア「BGN News」は18日に、仏サイト「radicorcpit.fr」の記事を引用して、ギリシャの戦闘機F-16の操縦士Homere Sipostopoulosが戦闘機で密かにトルコに向かい、トルコのATMでお金を引き出した後、また戦闘機を操縦してギリシャの空軍基地に戻った。

ギリシャとトルコとの対立を背景に、付近空域でギリシャ軍機の訓練が頻繁だ。Sipostopoulosがエーゲ海空域に詳しく、サモス島の上空をパトロール飛行している最中に、飛行方向を変え、トルコの小さな町Ske近くの既に使われなくなった飛行場に着陸した。この飛行場は訓練に使われていたが、15年前に閉鎖された。Sipostopoulosが着陸した後、F-16を格納庫に隠し、Skeに歩いた。3つのATMから6000トルコリラを引き出し、ユーロに両替した。2000ユーロ以上の現金を持って、すぐに飛行場に戻り、F-16を操縦してギリシャのネアアンヒアロス空港に戻った。

ギリシャ操縦士、戦闘機F-16でトルコまで飛んでATMでお金を引き出す | 新華ニュース 中国ビジネス情報 2014/07/20 12:00)

金融危機のギリシャでは6月29日以降、ATMの引き出し上限が1日60ユーロ(約8000円)に制限されている。だからといって、隣国に領空侵犯をしてまで、ATMから現金を引き出すことは普通であれば考えにくい。何よりトルコ軍に察知されなかったとは、あまりに不自然だ。

実際に、トルコの日刊紙「ラディカル」によると、パイロットが現金を引き出したとされるトルコのソケ市の当局者は「ナンセンスだ」と事実関係を否定したという。

■元ネタは、フランスのジョークサイト

今回のニュースは、フランスのサイト「レディオコックピット」が7月18日に掲載した記事が元ネタになっている。これがトルコのニュースサイトが取り上げて、世界中に拡散したのだが、「レディオコックピット」の著作権欄には、以下のような警告文が書かれていた。

「このサイトは、笑いを提供するのが唯一の目的です。それ以外にあなたの注意を反らす野心は一切ありません。ここに書かれたどんな記事を読む場合でも、情報を信頼すべきではありません。人名や企業名は、単なる風刺です」

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