「ハイスコアガール」復活へ スクエニとSNKプレイモアが和解

刑事告訴を受けて、全単行本が販売中止となっていた押切蓮介さんの漫画「ハイスコアガール」をめぐる著作権トラブルが解決した。
SQUARE ENIX

刑事告訴を受けて、全単行本が販売中止となっていた押切蓮介さんの漫画「ハイスコアガール」をめぐる著作権トラブルが解決した。発行元のスクウェア・エニックス社(スクエニ)が8月26日、「本件出版物の出版及び販売を継続することができます」と発表した

この作品をめぐっては、2014年5月にゲーム会社「SNKプレイモア」が「自社が管理するTVゲームのキャラクターが、作品内で無断使用されている」として、スクエニを刑事告訴した。大阪府警は同年8月、東京都新宿区のスクエニ本社ビルなどを家宅捜索。スクエニは同日、計5巻まで発行されていた「ハイスコアガール」の単行本と公式ガイドブックの回収通知を全国の書店に出していた。

1年以上もSNKプレイモアは強硬な姿勢を崩していなかったが8月6日、中国のオンラインゲーム企業の関連会社「レド・ミレニアム」に買収されたことで方針が変わった。8月24日付でスクエニとSNKプレイモアの両社間で和解が成立したという。

スクエニのプレスリリースには以下のように書かれている

「両社及びSNKプレイモアの大株主であるLedo Millennium Co., Ltd.の間で、今後、各社のコンテンツを利用した新たな協業機会の創出を可能にするため、本件紛争を早期に解決すべきとの合意に至り、2015年8月24日付で両社間の和解が成立しました。なお、この和解に基づき、SNKプレイモアは、2015年8月24日付で上記刑事告訴についての告訴取消書を大阪地方検察庁に提出し、同庁に受理されました」

スクウェア・エニックス社の「ハイスコアガール」第4巻14〜15Pより。「サムライスピリッツ」をプレイするシーン

■ハイスコアガールとは?

ハイスコアガールは90年代のゲームセンターを舞台に、少年少女の淡い恋愛を描くラブコメディー。既刊5巻の累計販売部数は11万部だ。実在のゲームが登場するのが特徴で、カプコンの「ストリートファイターII」や、ナムコの「スプラッターハウス」のほか、SNKプレイモアが著作権を管理している旧SNK社の「ザ・キング・オブ・ファイターズ」や「サムライスピリッツ」などのゲームが登場している。

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