馳浩・文科相とアントニオ猪木氏、23年ぶり「激突」 卍固め繰り出す?

元プロレスラーの馳浩文部科学相と、師匠のアントニオ猪木氏が11日、参院予算委員会の質疑で「対決」。猪木、馳両氏のプロレスラーとしての対決は1992年が最後で、「夢の激突」が実現した。
AFP/Getty Images

元プロレスラーの馳浩・文部科学相(54)と、師匠である日本を元気にする会のアントニオ猪木氏(72)が11月11日、参院予算委員会の質疑で「対決」した。猪木、馳両氏のプロレスラーとしての対決は1992年1月が最後で、23年ぶりの「夢の激突」が実現した。日刊スポーツなどが報じた。

猪木氏は、馳氏の答弁内容に対し「役人の意見のように聞こえる」と、師匠らしく厳しく指摘。委員会室の中から「延髄切りだ」の声が飛ぶと、「これでは卍(まんじ)固めですね」と応じてみせた。

質問に立った猪木氏は「就任おめでとうございます」と切り出し「以前食事をした時、早く大臣になるように言うと『なったら猪木さんの質問を受けます』と言っていた。こんなに早く実現するとは」と感慨深げ。これに対し、答弁に立った馳氏は「猪木さん、いろいろご指導をありがとうございました。こうして答弁する立場にならせていただきました」と、謝意を述べた。

馳浩文科相とアントニオ猪木議員が国会で「初対決」 - 社会 : 日刊スポーツ 2011/11/11 16:20)

猪木氏は2020年東京オリンピックについて質問。馳氏が手元のメモを見ながら答弁しているのを見た猪木氏は納得しなかったようで、「どうか自分の意見を聞かせてもらいたいですね」と、かつての「後輩」に注文をつけた

ちなみに23年前は東京ドーム大会で対決、猪木氏が卍固めで勝利した。当時の様子を、日刊スポーツ(1992年1月5日付)は次のように伝えた。

馳の裏投げの5発目を足をフックさせて防いだ猪木は、逆に腕折りを見舞い反撃に出た。8分過ぎ。6万人の「猪木コール」を背に延髄斬りがサク裂する。馳が立ち上がったところをスリーパーホールド、再び延髄斬りに卍固めと畳み掛ける。ロープに逃げられたが延髄斬りを2連発、そしてとどめはやはり卍固めだ。今度は逃がさんとばかりに胸を張り絞めあげる。手足を絡みつけられた馳は、ギブアップを訴える左手を動かすことしかできなかった。

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