徳島県・護国神社、MUSTONEさんの巨大絵馬が「トリコのパクリ」と指摘受け展示中止に【画像】

「出版社などから許可は取っていない」

徳島市雑賀町の護国神社に奉納されたサルのジャンボ絵馬が、漫画家・島袋光年さんの人気作品「トリコ」のキャラクターと酷似していると指摘され、神社側が12月26日、展示を取りやめた。展示が可能かどうかを、集英社に確認するという。共同通信などが報じた。

絵馬は徳島で活動する画家MUSTONE(マストワン=本名・森雅人=)さんが制作。23日から2016年夏まで展示する予定だった。神社の参拝者などから、「トリコに登場する猿王・バンビーナに似ている」と指摘を受けた。ネットからは、トリコのコミックス画像と比較して検証する人も出ていた。

MUSTONEさんは、神社側に対し「出版社などから許可は取っていない」と説明。「利益を得るのが目的ではなく、多くの参拝者に楽しんでもらおうと作った。関係者に迷惑を掛け申し訳ない」と話している

ジャンボ絵馬は2008年からスタートした企画。各年の干支にあたる動物(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を、MUSTONEさんが巨大な絵馬に描き、護国神社に奉納するというもので、干支が一巡する2020年に、それまで奉納された全12枚の巨大絵馬を並べて完了するとしていた。

過去の巨大絵馬についても、「酷似しているのでは」などの指摘が出ている。

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