時代劇「遠山の金さん捕物帳」の初代金さん役などで知られる歌舞伎俳優で劇団前進座代表の、中村梅之助(本名・三井鉄男)さんが1月18日、肺炎のため死去した。85歳だった。朝日新聞デジタルなどが報じた。
東京都出身。前進座総帥で名優の三代目中村翫右衛門(かんえもん)の長男に生まれ、9歳の時、四代目中村梅之助として初舞台を踏んだ。45年に前進座に入り、リーダーとして活躍。きびきびとした所作、胸のすくようなせりふ回しを得意とした。当たり役は「勧進帳」の弁慶や「一本刀土俵入」の茂兵衛など。「一本刀土俵入」では、93年に前進座が文化庁芸術祭賞を受けた。
(中村梅之助さん死去 「遠山の金さん捕物帳」など:朝日新聞デジタルより 2016/01/20 10:22)
1970年にテレビ放送がスタートした時代劇「遠山の金さん捕物帳」では、初代の名奉行・遠山金四郎役を演じ、全国的な人気に。その後、NHK大河ドラマ「花神」やテレビドラマ「伝七捕物帖」など時代劇を中心に骨太の男たちを演じてきた。
なお、「遠山の金さん」シリーズは、総話数800を越える。以下に、歴代の金さんを紹介する。
初代 中村梅之助(「遠山の金さん捕物帳」1970~73年)
2代目 市川段四郎(「ご存知遠山の金さん」1973~74年)
3代目 橋幸夫(「ご存じ金さん捕物帳」1974~75年)
4代目 杉良太郎(「遠山の金さん」1975~79年)
5代目 高橋英樹(「遠山の金さん」1982~86年)
6代目 松方弘樹(「名奉行 遠山の金さん」1988~98年)
7代目 松平健(「遠山の金さん」2007年)
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