(AP通信 写真/ レアンドロ・マルティンス)
2月25日にブラジル・サンパウロでテニスのブラジル・オープンが行われ、フリーダ、コステラ、メル、イザベルの4匹の犬は、テニスコートの横でじっと待っていた。コートではスペインのロベルト・カルバレス・バエナ選手とポルトガルのガスタオ・エリアス選手が試合をしていた。犬たちの仕事はコートから外れたテニスボールを集めること。そう、犬たちは「ボールボーイ」ならぬ「ボールドッグ」なのだ。
ボールがネットにぶつかったり、コートから出たりすると、犬はすばやく動いてボールを拾い、選手のところに持って行く。4匹は選手たちより注目を集め、観客を喜ばせた。
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ボールを受け取るガスタオ・エリアス選手
フリーダ、コステラ、メル、イザベルはサンパウロにある動物保護施設で暮らす犬たちだ。以前はサンパウロの路上で暮らす捨て犬だった。この数カ月間、4匹はボールドッグになる訓練を受けてきた。試合では、観客が犬たちに拍手や声援を送れるように選手がわざとボールを見逃す場面もあった。
ボールを拾う以外に、犬たちにはもう一つ大事な任務があった。それは動物の里親制度について知ってもらうことだ。
「私たちの施設には、1000匹以上の犬がいます。大切にされた動物たちは、とても幸せだと伝えたかったんです」と、この取り組みの責任者マーリ・スケラメラ氏はFoxニュース・ラテンに語っている。
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フリーダ、コステラ、メル、イザベルが仕事をする様子を動画でも見てほしい。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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