1974年5月25日、オランダ・ロッテルダムの公演で
1970年代に人気を博したプログレッシブバンド「エマーソン・レイク&パーマー」(ELP)のキーボード奏者、キース・エマーソンさんが3月10日、死去した。71歳。
元バンドメンバーのカール・パーマーさんがFacebookで明らかにした。
「良き友であり、音楽での兄弟、キース・エマーソンの死を知り、深く悲しんでいます。キーボード奏者としてのパフォーマンス、音楽への愛と情熱は比類ないものでした。キースは開拓者、発明者でした。その音楽の才能はロック、クラシック、そしてジャズの世界に及びました。私はいつも、彼の温かい笑顔、ユーモアのセンス、エンターテイナーとしての意識の高さ、作品への没頭ぶりを思い出します。彼と知り合え、音楽を一緒にできたことは私にとって幸せでした。安らかに」
バンドの公式Facebookページは、キース・エマーソンさんがアメリカ・ロサンゼルスの自宅で亡くなったことを短く伝えた。
ビルボード誌は警察の情報として、キース・エマーソンさんが拳銃で自殺したと報じている。
1977年2月、カナダ・モントリオール公演のリハーサル
キース・エマーソンさんはバンド「ザ・ナイス」を経て、1970年に、グレッグ・レイクさん(ギター)、カール・パーマーさん(ドラム)とELPを結成した。ローリングストーン誌は「この時代で最も優れたキーボード奏者の一人」と伝えている。
ドリーム・シアターに在籍していたドラマー、マイク・ポートノイさんはTwitterで「キーボード界のジミ・ヘンドリックス」と、偉業をたたえた。
4月14~19日まで、大阪と東京でソロツアーが予定されていた。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳、加筆しました。
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