【バラハタ】築地市場で有毒魚を誤って販売

築地市場の仲卸店で12日、食中毒を引き起こす恐れのある「バラハタ」1匹が販売された。購入者は特定できていない。
(GERMANY OUT) Lyretail Grouper, Variola louti, Elphinstone, Red Sea, Egypt (Photo by Reinhard Dirscherl/ullstein bild via Getty Images)
(GERMANY OUT) Lyretail Grouper, Variola louti, Elphinstone, Red Sea, Egypt (Photo by Reinhard Dirscherl/ullstein bild via Getty Images)
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東京都中央区の築地市場の仲卸店で4月12日、食中毒を引き起こす恐れのある「バラハタ」1匹が販売された。都が発表した。購入者は特定できておらず、魚は回収されていない。時事ドットコムなどが伝えた。

バラハタは、同じハタ科の高級魚スジアラとよく似ており、食べると知覚異常や筋肉痛、下痢などの症状が起こる。都福祉保健局によると、販売されたバラハタは宮崎県産で全長45センチ、重量1.2キロ。同市場の仲卸業者がスジアラと勘違いして4277円で販売した。

都はバラハタを見つけた場合、同局食品監視課、電話03(5320)4413まで連絡するよう呼び掛けている。

築地市場で有毒魚販売=購入者不明、注意喚起-東京都:時事ドットコムより 2016/04/12 22:50)

バラハタは深海魚の一種で、赤っぽい体が特徴。大トロよりも脂の乗りが強いが、内臓などに「シガテラ毒」という毒素を持つ。煮たり焼いたりしても毒はなくならず、食べると頭痛や下痢、不整脈などの症状が出ることがあるという。

バラハタは食べても死亡することは極めてまれだが、都は食べないよう注意を呼びかけている

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