ミュージシャンの布袋寅泰(54)が6月1日、共にロックバンド・BOOWYとして活動したロック歌手・氷室京介(55)が5月23日に東京ドームで開いたラストライブを見たことを、自身のブログで明らかにした。氷室は耳の不調などを理由に、今回を最後にライブ活動を無期限休止することを発表していた。
「Respect」と題したブログ全文は次の通り。
『氷室京介LAST GIGS』最終日を観させていただきました。
耳の不調と戦いながら、35曲をフルパワーで歌いきったボーカリスト魂、最後まで貫かれたストイックな美学に心震え、感動しました。ステージで歌う姿をもう観れないのはとても寂しいけれど、コンディションの回復を祈ると共に、これからの創作活動を楽しみにしています。
貴方と出会い、貴方の隣でビートを刻み、歌い、踊り、笑顔を交わせたことは、ギタリストとして最大の喜びであり誇りです。
心からの感謝と最大のリスペクトを込めて。ありがとう。そしてお疲れ様でした。
I truly want to thank you from the bottom of my heart.
HOTEI
(HOTEI official BLOG / 布袋寅泰 公式ブログより 2016/06/01)
氷室がライブ活動の引退を表明した際、布袋はブログで「せめて1曲だけでもギターを隣で弾かせてほしい」と共演を切望していたが、1988年に解散したBOOWY以来の共演は実現しなかった。
布袋はさらにその後、日刊スポーツなどのインタビューでも氷室に対する思いを述べた。「(休止発表は)すごくびっくりしたし、耳の調子が悪いということでとても心配。10代のころから、共に戦ってきた同志ですから。ただ、(ラストライブへの出演は)自然に任せたいなと。断る理由はないですね。でも、最後のステージは彼の思うステージであるべきだと思います」などと語っていた。
氷室のラストライブでは最後まで2人が共演することはなかったが、ラストライブは「DREAMIN'」で幕を開け、全35曲のラストナンバーには「B・BLUE」を選ぶなど、BOOWYに始まりBOOWYで終えた。
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