アメリカ紙ニューヨーク・タイムズの電子版は6月15日、舛添要一東京都知事が高額の海外出張や公用車の私的使用などが次々に発覚し、政治資金流用などの疑惑で辞職を決めたことについて「sekoi(せこい)」という日本語を使って報じた。
同紙は、舛添氏の辞任騒動について「今回のエピソードを言い表すのに最も頻繁に使われた言葉は恐らく『sekoi』だろう」と指摘。舛添氏が、温泉旅行や「たった数ドルの漫画本」などを政治資金で購入していたと説明。「This is sekoi — too sekoi.(あまりにせこい、せこ過ぎる)」と自民党の神林茂都議が舛添氏を批判した際の発言を引用した。
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同紙は、舛添氏が「大金を盗んだのではなく、温泉旅行といった少額の出費で少しずつ納税者や献金した人々に損害を与えたことが(都民の)いら立ちを一層増したようだ」と論評した。
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