家庭用ゲーム機「セガサターン」の発売から、11月22日で22年を迎えた。
Twitterでは、セガサターンの生誕を祝う声や、思い出を振り返る投稿が相次いでいる。
■タニタの体重計+セガサターン
■CMなどで流れた「セ 〜 ↑ガ 〜 ↓」
■おばあちゃん家でやった「バーチャファイター」
■11月22日=「セガサターン誕生日」=「いい夫婦の日」
■「♪走れ〜光速の〜」
■魔法騎士レイアースの思い出
■「セガ」といったら、ソニックだよね
■「わくわくぷよぷよダンジョン」も人気でした
■プレイステーションに敗れたゲーム機「セガサターン」とは
「セガサターン」は1994年11月、セガ・エンタープライゼスが発売した32ビットの家庭用ゲーム機。3D格闘ゲーム「バーチャファイター」や本格的レースゲーム「セガラリー」などで人気を博した。またドラマチックアドベンチャーゲームの「サクラ大戦」シリーズなど人気作も生まれ、多くのファンを獲得した。俳優の藤岡弘、さんが出演した「せがた三四郎」のCMも好評だった。
一方で同年12月、ソニーが新型ゲーム機「プレイステーション」を発売。ここに、セガとソニーの熾烈なゲーム機販売競争がはじまった。
「バーチャファイター」プレイ動画
「サクラ大戦」公式サイト
「週刊朝日」(2010年10月29日号)によると、当初この競争はセガ側が有利と見られていたという。これに対しソニー側は、「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」「バイオハザード」など大人気シリーズのソフトを自陣営に引き込むことに成功。攻勢に打って出た。さらに、後発の「ニンテンドー64」も登場し、ゲーム機の販売競争は熾烈を極めた。
起死回生の一手としてセガは1998年11月に「ドリームキャスト」を発売。同社の「湯川専務」も出演し、「セガなんてだせぇよな」「プレステのほうが面白いよな」と捨て身とも思える自虐的なCMまで打ったが売れ行きは好転しなかった。
2000年にはセガサターンが、2001年にはドリームキャストも生産中止に追い込まれた。こうしてセガは、家庭用ゲーム機の開発・販売から撤退した。
しかし、いくら年月が経とうとも、セガサターンのソフトの魅力が色あせることはない。今もなおコアなファンから愛され、「名作」と語り継がれるソフトは多い。2013年にはセガの歴代ゲーム機の擬人化プロジェクト「セガ・ハード・ガールズ(セハ・ガール)」もはじまり、アニメ化もされた。
実際にセガのゲーム機に触れたことがない世代にも、その魅力は世代を超えて伝えられている。