小さな小さなネズミのお店、スウェーデンの路上に登場する(画像)

1軒はチーズ、もう1軒はナッツのお店。

(ANONYMOUSEMMX)

スウェーデン南部、デンマークとの国境に近い都市マルメのメラン地区を訪れる機会があれば、ぜひ足元に注目して欲しい。

小さな小さなちょうどネズミサイズの可愛らしいお店があることに、気が付くかもしれない。1軒はチーズ、もう1軒はナッツのお店だ。


チーズのお店

このお店を作ったアーティスト集団「アノニマウスMMX」は「ネズミたちが、私たちの気付かないところで人間と同じような世界に住んでいたとしたらどうでしょう? とても魅力的な世界です」とコメントしている。

アノニマウスは匿名のグループだが、匿名国際ハッカー集団アノニマスとは関係ない。彼らは、かつてディズニーのアニメーションを手がけたドン・ブルースや、「長くつ下のピッピ」を書いた児童文学作家アストリッド・リンドグレーンに大きな影響を受けているそうだ。


ナッツのお店

アノニマウスは、どうやってこの小さなネズミのお店を作ったのだろう。アーティストの一人がメール取材にこう答えた。

「キャップや空き缶のふた、マッチ、ボタン、ランプシェード、イタリアの切手など、どこにでも転がっていたり、集めたりしたものを使いました。ネズミが、自分たちで集めて再利用できるようなものを使って作ったんです」

(ANONYMOUSEMMX)

こんな可愛らしいお店でチーズやナッツを買ってみたいが、残念ながら実際にオープンしてはいないそうだ。

「(お店に並んでいる)ナッツは本物ですが、今のとこと営業していません。ネズミたちに鍵をこじ開ける才能がない限り、中には入れないでしょう」

それでも、人間界にはすでにこのお店のファンがいるようだ。

「このお店で、ネズミとコミュニケーションを取ろうとしている人がいます。ある人は小さなパンを焼いてくれました。それに小さなポスターを貼った人もいます」とアノニマウスは教えてくれた。


アノニマウスのInstagramには、まだこのチーズとナッツのお店しか投稿されていないが、まだ色々計画しているそうだ。

次はどんなものが登場するのか、チューモクだ。


ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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