日米両政府は、安倍晋三首相とトランプ大統領がワシントンで2月10日に予定する会談の後、大統領専用機「エアフォースワン」で一緒に南部フロリダ州へ移動する方向で調整に入った。共同通信などが報じた。
日本政府関係者が2日、明らかにした。避寒地パームビーチにあるトランプ氏の別荘で、夕食を交えて再会談する。日本側は異例の厚遇を首脳間の信頼関係醸成につなげたい意向だ。
外国首脳が米大統領専用機に乗る例は少ないとみられる。初会談で大統領の別荘に招かれるのも珍しい。フロリダでは、両首脳共通の趣味であるゴルフをプレーする案も浮上している。
(日米首脳、大統領専用機で移動 両政府調整、フロリダへ - 共同通信 47NEWSより 2017/02/02 20:21)
両首脳は、大統領の別荘で昭恵、メラニア両夫人を交えて非公式の夕食会を行う方向でも調整しているという。
エアフォースワンは大統領執務室などを備えていて「空飛ぶホワイトハウス」とも呼ばれる。日本の首相がエアフォースワンに同乗するのは、2006年のブッシュ元大統領(子)と小泉純一郎元首相以来となる。
アメリカ側は2国間の通商交渉を求めており、日本は対応を迫られている。トランプ氏は「アメリカ第一」の輸出振興のため、円安・ドル高基調に不満を表明しており、会談では為替政策が議題に上る可能性もある。
安倍首相は16年11月、大統領就任前のトランプ氏と会談。首相は高級ゴルフクラブを手土産として渡し、トランプ氏もシャツなどのゴルフ用品を贈った。
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