東京都の小池百合子知事と自民党都連との「代理戦争」として注目された千代田区長選が2月5日に投開票され、小池氏が支援する無所属の現職、石川雅己氏(75)が5回目の当選を果たした。与謝野氏の3倍以上の得票での圧勝だった。
当 16371 石川 雅己 無現
4758 与謝野 信 無新
3976 五十嵐朝青 無新
=確定得票=
投票率は53.67%で、前回の42.27%を11.4ポイント上回った。【2017年2月6日午前8時40分UPDATE】
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選挙戦は、小池氏が支援する石川氏に、政治団体代表の五十嵐朝青氏(41)、与謝野馨・元財務相の甥で外資系証券会社員の与謝野信氏(41)=自民推薦=の無所属の2新人が挑む構図となった。
石川氏は選挙戦で、歩きたばこ・ポイ捨てを禁じた条例の施行などを4期16年の実績をアピール、さらに「小池人気」で追い風を受けた。
千代田区は、「都議会のドン」とも言われる前自民党都連幹事長・内田茂都議の地元。小池氏は区長選に勝利し、自身の支持勢力による過半数獲得を目指す都議選(6月23日告示、7月2日投開票)へ弾みをつけたい考えで、石川氏の街頭演説に何度も駆け付けた。
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これに対し、五十嵐、与謝野の両氏は「世代交代」や「変革」を強調。与謝野氏は区の国際化などを訴え、区議らを動員した自民党の組織戦の支援を受けた。また、五十嵐氏は子育て環境の充実を訴えたが、ともに及ばなかった。
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