高樹沙耶被告に有罪判決「ふざけた気持ちで大麻草に向き合っていない」と涙ぐむ【発言全文】

沖縄県の石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして大麻取締法違反(所持)の罪に問われた元女優・高樹沙耶被告(53)に那覇地裁は4月27日、懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡した。

大麻取締法罪の判決後、取材に応じる元女優の高樹沙耶被告=27日、沖縄県那覇市 

沖縄県の石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして大麻取締法違反(所持)の罪に問われた元女優・高樹沙耶被告(53)に那覇地裁は4月27日、懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡した。朝日新聞デジタルなどが報じた。

判決によると高樹被告は同居していた会社役員森山繁成被告(58)らと共謀し、石垣市の自宅で乾燥大麻約55グラムを所持したという。

高樹被告は2016年7月に参院選に出馬した際、医療大麻の合法化を主張していた。27日の判決後、高樹被告は記者団に対して「決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけではない」と涙ぐみながら訴えた。その上で、医療用大麻の合法化運動について問われると「私は第一線から退かせていただきます」と答えた。囲み取材での発言全文は以下の通り。

■「逮捕されたこと、ありがたく思っております」(発言全文)

今日はお忙しいなか、お集まりいただきまして、まことに恐縮でございます。このたびの事件に関しまして、私は逮捕されたこと、ありがたく思っております。昨年の10月25日に逮捕されて以来、半年という長い期間、拘留されておりました。この長い時間の間に私の人生を振り返る時間をいただきましたこと、まことに感謝しております。

私は大麻草の法改正を皆様にお伝えしてから、大麻女優とかいろいろ言われまして、非常に困難な道をこの5、6年の間、歩んで参りました。昨年は参院選にも出馬させていただきましたが、これは世界で医療大麻が合法化されているということで「是非、我が国でも病に苦しむ人たちのために使えないか」ということで頑張ってみましたが、結論は皆様もご存じの通りでした。そして今回の逮捕で私はすべてを失うことになってしまいました。

ひとつ皆様にご理解していただきたいのは、決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけではなく、本当に「医療で困っている方のために使うことができたら」という思いで頑張ってまいりました。それだけは信じていただきたいと思います。

今日は懲役1年執行猶予3年を頂きました。この後は信頼を取り戻すために、毎日また精進して参りたいと思います。今回、仮釈放を頂きました後、多くの方のご声援をいただきました。沖縄の皆さまにもたくさん支援をいただきました。そのことをこの場をお借りして感謝を申し上げます。お騒がせいたしましたことを、ここでお詫びしたいと思います。

――今回の大麻使用ですが、医療用大麻に適合する状況だったんですか?

私よりも森山氏の方が狭心症で死の宣告をされておりましたので、彼が終末医療に自分が勧めている大麻を使いたいということでそれを認めました。私も年齢がきてまして、更年期障害や親知らずの抜歯の後の痛みとかそういうもので、私も皆様に勧めていてそれを使用することにいたしました

――親知らずの痛みや更年期障害で苦労してる方は多いと思うが、医療的な意味合いでの大麻の使用と結びつかないのですが

それはまだ日本の中では麻薬と言われていまして、ご理解いただけないのは当然。そういう専門的な話は後日またお話しさせていただきたいと思っています。

――これからも医療用大麻のとの関わり合いは出てきますか?

私はこの第一線から退かせていただきます。

――否定していた所持に関して認定されたことについては?

それは認識の違いで。私の認識の中では、私のものではないというのが事実。私の名義の家でございますので、裁判官の方がそういう考え方だったのだと思います。

――判決に不服は?

現行法がございますので不服はありません。控訴もしません。

――今後の予定は?

皆様の信用を取り戻すために精進します。

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