いつも仲が良くて笑顔の絶えないカップルを見ると、喧嘩することはあるんだろうかと羨ましく思うかもしれない。
しかし彼らだって、いつでも仲が良いわけではない。心理学者やセラピストによれば、仲の良いカップルは、問題が起きた時に、相手を思いやり一緒に成長しようとする。
つまり、強い絆は努力なしでは手に入らないということだ。仲が良い人たちは普段どうやって良い関係を築いているのだろう?
1. 相手をみんなの前でほめる
仲が良いカップルは、友達や子供、親戚、同僚の前でパートナーのことを褒めます。「夫はとても手先が器用なんだ」「ママがつくる食事は、本当に美味しい」。こういった言葉には、相手との絆を強める力があります。 ―― サマンサ・ロッドマン博士(心理学者、デート・コーチ)
2. どんなに忙しくても、一緒に過ごす時間をつくる。
仲が良いカップルは、毎日一緒に過ごす時間を必ずつくります。犬の散歩を一緒にする人たちもいれば、子供が寝た後にゆっくり話をする人もいます。大好きな番組を一緒にみる、祈る……時間の過ごし方は様々ですね。 ―― カート・スミス(男性専門のセラピスト)
3. よく笑う
夫と私はよく笑います。何か不和が生じても、どちらか一人がその場を明るくしようとするので、長時間怒り続けるのが難しいんです。時には真剣に話をすることもありますけれど、いつも良い関係を保つためにはユーモアのセンスがとても貴重です。
いつも笑っている人は、あまり物事を難しく考えすぎないので、よい関係を築きやすいですね。 ―― マリー・ランド博士(心理学者)
4. 不満ではなく、相手の良い面を大切にする
結婚カウンセラーとして、配偶者に不満をためている人たちをたくさん見てきました。しかしそれは、全てのカップルが抱える類いの問題です。
一方、仲が良い人たちは、不満ではなく相手の良い面に目を向けて感謝の気持ちを表現します。 ―― アーロン・アンダーソン(結婚と家庭のセラピスト)
5. 相手の気持ちや立場になって考える
相手の気持ちになって考えることは、パートナーとの間に生じた誤解を解決する良い方法です。
「『必ずしもあなたの意見に同意できるわけじゃない。だけどあなたの言いたいことはわかるし、なぜそう感じるのか理解できる』と言われると、話を聞いてもらえている、理解してもらえている、大切にされていると感じる」とカウンセリングを受ける多くの人たちが言います。 ―― カリ・キャロル(カップルセラピスト)
6. いつ家に帰るかを、相手に知らせる
喧嘩が絶えないカップルの、争いの原因の一つは、ひとりが「自分は相手の世界の外に置かれている」「相手にとって自分の優先順位は低い」と感じることです。
仕事から◯◯時に帰る、友人との食事が終わって帰るのは◯◯時、と一言電話するかメッセージを送ると、相手は安心しますし関係は良くなります。 ―― サマンサ・ロッドマン博士
7. いちゃいちゃを止めない
いちゃいちゃするのは「相手を愛している」「あなたといるとワクワクする」といった気持ちを相手に伝えるユニーク、そして楽しい手段です。
いちゃいちゃするのを止めると、退屈な関係になってしまいます。いつも仲良しなカップルはお互いにいちゃいちゃするのをやめませんね。 ―― アーロン・アンダーソン
8. 意地悪な態度を取らない
仲が良いカップルは、パートナーが一緒の時もそうでない時にも、相手の悪口を言ったり、相手を決めつけたり、過小に評価したりしません。
パートナーを皮肉ったり、意地悪なコメントや相手をがっかりさせるような発言をした後に「冗談だよ」と言う人たちがよくいますが、良い関係を築いているカップルは、互いを愛し、尊敬しています。 ―― カート・スミス
9. いつまでも恨まない。相手を許して前に進む
感情的な距離をとると、仲直りするのが難しくなります。だれもが間違いを犯します。そして謝って前に進むのです。仲が良いカップルは、意見があわずぶつかった時でも、1時間後には笑いあっています。 ―― マリー・ランド博士
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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