(THE EDIT)
アメリカの人気ドラマ「ハウス・オブ・カード」のクレア役などで知られる俳優ロビン・ライトが、イギリスのオンラインショップ「ネッタポルテ」のウェブマガジン「The EDIT」のインタビューで「フェミニズム」「女性が同等の賃金を支払われることの大切さ」について語っている。
自身が出演する2017年公開の映画「ワンダー・ウーマン」などについて語った後、ライトはロックバンド「ガービッジ」のボーカル、シャーリー・マンソンから、「あなたはフェミニストか?」と尋ねられた。
ライトは「そうです」と答えた後、こう述べた。「だけどフェミニズムとは何か、もう一度きちんと確認したほうがいいと思います。フェミニズムとは『平等』です」
ライトは2016年、ハウス・オブ・カードで共演しているケヴィン・スペイシーと同額のギャラを求めたことが話題になった。同ドラマで、スペイシーのギャラが1エピソードあたり50万ドル(約5600万円)だったのに対し、ライトは42万ドル(約4700万円)だった。
ロビン・ライト(左)とケヴィン・スペイシー(右)(2015年4月27日撮影 Getty Images)
ライトは当時のことを振り返り、なぜ行動を起こしたのか、そしてどうして女性も同じ金額を求めるべきなのか、理由をこう語っている。
「初め、ギャラは同じだと言われていました。その言葉を信じていたのですが、実は金額が違うと知ったんです」
「ハウス・オブ・カードで、私が演じるクレア(妻)と、スペイシーが演じるフランシス(夫)は同等に重要な役です」
「持っている力も、パートナーとしての立場も、ストーリーの中での立ち位置も同等です。クレアはフランシスに比べると、登場シーンやセリフは少ないかもしれません。しかしクレアは言葉による表現がそれほど多くないキャラクターです。一方、フランシスは雄弁で、詩人であり、パフォーマンスするタイプのキャラクターです。クレアは、そんな彼を背後から動かす人物ですが、同じチームのパートナーです」
ギャラを同じ金額まで上げることにためらいがあったかどうか尋ねられると、ライトはこう答えた。
「全くためらいはありませんでした。どう考えても、それは公平な要求ですから」
(THE EDIT)
「EDIT」のロビン・ライトインタビューはこちら(英語)。
【訂正】(2017/5/24 10:31)
当初の記事で「スペイシーのギャラが1エピソードあたり50万ドル(約556万円)だったのに対し、ライトは42万ドル(約467万円)だった。」としていましたが、正しくは「スペイシーのギャラが1エピソードあたり50万ドル(約5600万円)だったのに対し、ライトは42万ドル(約4700万円)だった」でした。
本文を訂正し、記事の見出しを「『同じ主役なのに、男女でギャラに100万近くの差』ハウス・オブ・カードの俳優が取った行動とは」から「『同じ主役なのに、男女でギャラに約900万の差』ハウス・オブ・カードの俳優が取った行動とは」とします。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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