上場3079社の平均年間給与は、2016年は605万7000円だとする調査を、5月24日、東京商工リサーチがまとめた。2015年より6万3000円(1.0%)増加しており、2011年の調査開始以来、初めての600万円台となった。
ただし、500万円未満の企業も723社で23.4%を占めており、上場企業の給与は二極化している。
■高い業種・低い業種は…
業種別に見ると、3年連続トップとなった金融・保険業は、702万9000円と唯一700万円台に乗せた。金融・保険業は。2位は建設業で、671万9000円。以下、不動産業の663万7000円、電気・ガス業の658万6000円と続いた。
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最下位は6年連続で小売業となり、500万円。小売業は3年連続で上昇し、初めて500万円台に乗せた。
■平均年間給与1000万円以上は60社
平均年間給与1000万円以上は、60社あった。個別企業でみると、トップはM&Aの助言などを行うGCAで2139万6000円。2位は不動産業の日本商業開発で1741万円だった。
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