フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、わざとアメリカのドナルド・トランプ大統領を放っておいたのだろうか?
5月25日にブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、新しく選出されたフランス大統領が、トランプ大統領をかわしたように見える動画が話題だ。
マクロン大統領は25日深夜、公式Twitterで、そのときの動画を投稿した。
この動画を見ると、マクロン大統領は世界のリーダーたちのグループに向かって歩いている。彼はトランプ大統領にまっしぐらに歩み寄り、トランプ氏は両手を広げ、温かい歓迎を期待しているように見える。
しかし、すぐ横で、マクロン大統領は巧みにトランプ大統領を避けて、ドイツのアンゲラ・メルケル首相を代わりに抱きしめた。その後、彼は他のリーダーたちと握手をして、最後にトランプ氏と激しく握手を交わした。
意図的にこのような態度をとったかどうかは不明だ。しかし、この事件はトランプ大統領が、NATO加盟国のヨーロッパの国々に「支払うべきものを支払っていない」と狙いを定めるサミットの最中に起きた。
マクロン大統領の投稿は、ネット上であっという間に拡散され、Twitterユーザーの多くは、この侮辱にもみえるマクロン大統領の行動に注目したようだ。
かっこいいぞ、マクロン。トランプの握手を避け、メルケルと最初に握手する。すばらしい動きだ…😁
他のリーダーたちがマクロンの例に続くのを見てみたい。トランプに向かって歩き、方向を変え他の人とあいさつをする。トランプは嫌がるだろうな。
「マクロン方向転換」-トランプにフェイントし、メルケルの方へ行く。
トランプが両手を開きマクロンに挨拶しようとしたことで、最後のメルケルへの方向転換がさらに素晴らしいものになった。
マクロンはフェイントをかけ、最後の瞬間にトランプを避けメルケルへ向かった。そしてトランプの引っ張り握手の対応に成功。すばらしい。
本当にびっくりしたけど、トランプが避けられた瞬間、一瞬同情心がわいた。でもそのあとトランプはマクロンに握手をしようとした。
プライスレスだ! 方向転換から始まり、トランプにたどり着くまでいったい何人と握手したのか。そして無理やり力で彼を引っ張ろうとする...
トランプ大統領の9日間に渡る中東と西ヨーロッパへの訪問は、多くの気まずい瞬間を生み出した。カナダのジャスティン・トルドー首相が手を振るようにリクエストしたのを無視したこと、フランシスコローマ法王が写真でとても悲しそうに見えたこと、そしてマクロン大統領との奇妙な握手をしたことだ。
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ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。
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