『ずっとあなたが好きだった』(TBS)など多くのテレビドラマで活躍した女優の野際陽子さんが6月13日、肺腺がんのため入院中の病院で死去した。15日、スポニチなどが報じた。81歳だった。葬儀はすでに親族のみで済ませたという。
野際さんは4月から始まったテレビ朝日系のドラマ『やすらぎの郷』に出演していたが、体調を崩し緊急入院したことを「週刊女性PRIME」が13日に報じていた。
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野際さんは1936年、富山市に生まれた。立教大学を卒業後、アナウンサーとしてNHKに入局した。退職後は、フリーアナウンサーを経て女優として活躍。TBSドラマ『キイハンター』(1968年)で共演した千葉真一さんと結婚し、75年に長女を出産。94年に離婚していた。
1992年に放送されたTBSドラマ『ずっとあなたが好きだった』では、「冬彦の母」役を演じ大きな話題となった。
その後も、『ガラスの仮面』(テレビ朝日)や『トリック』(テレビ朝日)、『味いちもんめ』(テレビ朝日)など数々の話題作にも出演。現在は、倉本聰さん脚本の『やすらぎの郷』で井深凉子役を演じ、石坂浩二さん、浅丘ルリ子さんなど往年の名俳優たちと共演していた。
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【UPDATE 2017/6/16 09:45】
亡くなった日付や死因について加筆しました。