アメリカ大リーグ(MLB)マーリンズのイチローが7月16日、ドジャース戦に出場し、メジャーでのヒット数を通算3055に伸ばした。伝説の盗塁王として「史上最高のリードオフマン」と称されたリッキー・ヘンダーソンに並び、歴代23位となった。
イチローは3点を追う5回、代打で登場。外角のカーブを打ち返し、ピッチャー強襲のタイムリー内野安打を打った。6日のカーディナルス戦以来、5試合ぶりのヒットを重ねた。
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マーリンズは、公式Twitterでイチローの偉業をたたえた。
イチローは「2ボール1ストライクからの(球)はくそボール。だから最後の(カーブ)は振りたくないけど、振らなきゃしょうがなかった」と、日刊スポーツの取材に対して答えた。
これに先立つ6月26日、イチローはセンターとして先発出場した選手の最年長記録を更新。その際に打ち破った記録を持っていたのも、リッキー・ヘンダーソンだった。
■現役トップ、外国人選手では歴代首位
ランキングで一つ上にいる、アストロズの元野手ビジオ・クレイグとの差はわずか5本で、射程圏内だ。
MLBの公式ホームページによると、イチローのヒット記録は、現役選手の中ではトップ。これに加えて7月8日、3053安打を記録したパナマ出身のロッド・カルーを抜き、アメリカ人選手以外では歴代単独首位となった。
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メジャーリーグの歴代首位は、レッズなどで活躍したピーター・ローズの4256本。イチローとの差は1201本だが、イチローは日本のプロ野球在籍時に1278本のヒットを記録しており、これを加えた日米通算では4333本となる。