来日トランプ氏とまたゴルフ外交? 「悠長では」の声も
日米両政府が11月4~6日を軸に調整しているトランプ米大統領の初来日について、安倍晋三首相との首脳会談のほか、ゴルフも計画していることが分かった。2月の米国での初会談に続き、共通の趣味を生かした「ゴルフ外交」で親密ぶりをアピールする狙いだ。
複数の日本政府関係者が明らかにした。トランプ氏は11月10~11日にベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加予定で、それに合わせた日本、中国、韓国への初訪問を調整している。
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トランプ氏は安倍首相との2月の初会談で、フロリダ州のリゾート地にある自らゆかりのゴルフ場に招待し、約5時間で27ホールを回るという異例の厚遇でもてなした。今回招待する側の日本政府は、ゴルフを組み込むために11月4、5日の土日を含んだ日程を米側に打診。同伴するゴルファーの調整も進めている。
安倍首相は、内閣支持率の下落や北朝鮮のミサイル発射を受け、8月の夏休み中もゴルフを控えていたが、トランプ氏来日で「解禁」する見通しだ。官邸幹部は「臨時国会の会期中だが、土日なので理解は得られるだろう」と話すが、北朝鮮情勢の緊張が続く中、政府内には「悠長ではないか」との声もある。
菅義偉官房長官は13日の記者会見で「2月の訪米の際、トランプ大統領の本年中の訪日で合意している。具体的な日程は調整中だ」と述べた。
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(朝日新聞デジタル 2017年09月13日 19時44分)
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