「あずきバー」爆売れで東証1部に…井村屋好調の要因は、メディアへのウマい露出?

Twitterの中の人「一部上場企業らしいツイートを…」

井村屋グループは11月15日、東京証券取引所と名古屋証券取引所のそれぞれ2部から1部に昇格すると発表した。昇格は12月7日付。

今年は創業120年、会社設立70周年で、より資金を集めやすい1部への昇格を申請していた。

井村屋グループ提供

●井村屋、絶好調

看板商品「あずきバー」や、コンビニ向け「肉まん・あんまん」などの売上が拡大し、業績は好調。2017年度上半期は、過去最高の売り上げと純利益を記録した。

今年は上半期で2億3200万本を売り上げ、絶好調の「あずきバー」。

8月には、カチカチに固いあずきバーを、早く美味しく食べるためにホットミルクにつけるという裏技が、テレビ番組「アメトーーク!(テレビ朝日系)」をきっかけにTwitter上で話題になっていた。

井村屋の担当者は、売上好調の理由について、こうした要因も大きかったのでは、と話した。

「※固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください」の注意書き。
「※固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください」の注意書き。
井村屋グループ公式サイト

井村屋全体については、「継続して新しい商品を開発するために定期的な工場の設備投資を行ってきたことが、この2、3年で花開いているのでは」と話す。

今年売り出した「クリームチーズアイス ブルーベリー」も、こうした設備投資によって生まれた商品だという。

また、人気シリーズの「やわもちアイス」がアメリカの大手量販店で販売されはじめるなど、海外事業も売上に貢献している。

井村屋グループ公式サイト

●Twitterの中の人、「一部上場企業らしいツイートを」

井村屋の昇格は、ネットでも話題に。

ユニークなキャラクターでTwitterユーザーの中にもファンが多い井村屋の公式Twitterアカウント。「中の人」は、1部昇格が「晴天の霹靂」で、その後「ホウシン」状態になったとつづった。

「12月7日より一部上場企業らしいツイートをしたいと思います」という宣言には、同じくTwitterでファンの多い「タカラトミー」や「キングジム」のアカウントからも、激励のコメント?が届いていた。

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