戦闘機で青空に巨大な男性器の絵を描いた米海軍パイロットが、クビを免れた。
2人のパイロットは11月、F18戦闘機の飛行機雲で、「わいせつなイメージ」を空に描いた。この瞬間を目撃した西部ワシントン州オカノガンの住民が、SNSに画像を投稿し、話題となった。
問題発覚当時、海軍航空部隊は「性的な具象を描くような、分別のない未熟な態度をする者に、海軍の航空部隊の居場所はありません」などと声明を出し、処分することを誓った。
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ところが、2人はパイロットの資格を奪われなかった。サンディエゴ・ユニオン・トリビューンによると、軍内部から、彼らの飛行士としての資格を奪うべきではないと言う声が上がったという。
航空総軍司令官のマイク・シューメーカー中将もこうした意見に同意し、自らも事態の調査を行った。
中将は、彼らがしたことを「衝動的かつ幼稚」と批判。一方で、2人が「隠し事をしなかった」とも述べた。中将は声明で、「アメリカ国民は、(海軍飛行士を示す徽章の)黄金の翼をつける者に対し、任命されたミッションや航空機に相応する成熟さを真摯に求めている」とコメント。「海軍航空隊は常に、尊厳と尊敬の環境を育てようと努力している」とした。
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2人のパイロットは今回の件で処分を受けたが、どのような内容かは公表されていない。
なお、問題発覚の後、このパイロットが描いた男性器の絵をTシャツや、クリスマスのオーナメントに使う人も現れた。