次男死去、憔悴の表情で涙をみせた北島三郎 天国へ向かって願うように呼びかけた。

我が子が...。先に旅立ってしまい、つらいです...。

北島三郎、次男死去「先立たれる辛さ...」 憔悴の表情で涙みせる 死因は「心不全」

 歌手・北島三郎(81)が7日夜、都内ホテルで会見を開いた。次男で元ミュージシャンの大野誠さん(享年51)が亡くなったことを受け「大事な、大好きな、かわいい自分の我が子が...。先に旅立ってしまい、つらいです...」と、憔悴した表情で語った。

 誠さんは3日、東京・調布市内の自宅で遺体で発見された。誠さんの兄で、北島音楽事務所の社長を務める大野竜氏によると、死因は「心不全」。葬儀については「本日がお通夜、あすが告別式。家族葬です」とした。

 生前は、体調面で不安を覚える様子はなかったという。自宅で訃報を知らされたという北島は、リポーターの質問にも気丈に答えていたが「あまりに突然なんで...。まさかこんな形になって...」と声を振り絞ると「子どもに先立たれるつらさを身に染みて感じました」と、目に涙を浮かべた。

 大野さんは「大地土子」名義で作詞・作曲家として活動。北島が歌うアニメ『おじゃる丸』のオープニング曲「詠人」「夢人」などを手がけたほか、北島音楽出版の役員などを務めた。

 親子の会話でも音楽の話題が多く「息子ながらセンスのある奴だった。私にいろんなアドバイスをしてくれた。息子であり、私の良き相方でもありました」。誠さんが残した作品を「明るみに出してあげたい」と誓うと「テレパシーでいいから、旅立った空から俺が困ったときは、一節ほしいなと思いますね」と、天国へ向かって願うように呼びかけていた。

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