岡田武史氏、代表監督打診「なし」 ライセンス「だいぶ前」に返上

「自分自身の弱い心があるので持っていたら、またやりたくなる。だからやめておこうと思った」

岡田武史氏、代表監督打診「なかった」 ライセンス返上は「未練が残るから」

 元サッカー日本代表監督の岡田武史氏(61)が10日、都内で行われた『ウチのコークは世界一「コカ・コーラ」FIFA ワールドカップキャンペーン』のPRイベントに出席。監督業の"引退報道"後、初めて公の場に姿をみせた。

 日本がW杯に初出場したフランス大会(1998年)、南アフリカ大会(2010年)で指揮を執った岡田氏は、日本代表やJリーグ監督に必要な「日本協会公認S級コーチライセンス」を返上し、監督業から身を引き、オーナーを務めるFC今治の経営に専念する方針だという。

 イベント後には、報道陣の取材に応じた。監督復帰の可能性を問われると「ないです」と即答。ライセンス返上は「だいぶ前の話で、今頃になって話題になった」といい「そろそろ新しい挑戦をするべきだと思うし、その方がワクワクする。(ライセンス返上は)監督に未練が残ると思った。自分自身の弱い心があるので持っていたら、またやりたくなる。だからやめておこうと思った」と明かした。

 日本サッカー界では、代表監督を務めていたハリルホジッチ氏(65)が電撃解任。後任にアトランタ五輪で実績のある西野朗氏(63)が就任した。岡田氏に対して、代表監督の打診は「なかった」という。

 一連の解任劇にコメントを求められると「最後の決断をされたので結果は誰にもわからない。協会として会長が決断したことを尊重したいと思う。詳しくはわからない。誰もがリスクがあるのは知っていると思う。それなりの理由があると思う」。

 西野新監督については「Jリーグでも結果を残してこられた方。選手とのコミュニケーションが上手い人だと思う。現状、代表チームを知るという点でもベストな選出だと思います」と話し、W杯に臨む代表の今後について問われると「誰がやっても答えは分からない。それが分かれば『toto』で大儲けしてる。勝つためにベストを尽くしてくれると信じてる」と期待を込めた。

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