アメリカ大リーグ(MLB)マリナーズのイチローについて、複数の地元メディアが近い将来の退団を示唆する記事を掲載した。
イチローは3月、故障者が相次いだマリナーズへ電撃復帰したが、4月18日に故障者リストに入っていた正左翼手のベン・ギャメルが復帰。20日の敵地でのレンジャーズ戦では3戦連続でスタメン落ちし、2戦連続で出番がなかった。
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地元紙「シアトル・タイムズ」電子版は4月20日、「私たちはみんなイチローを愛している。しかし、マリナーズが彼を手放す時がやってきた」との見出しで記事を掲載。
マリナーズのスコット・サービス監督は、ギャメル復帰後も当面は外野手5人体制を続けると明言しているが、コラムニストのラリー・ストーン氏は外野手が5人いる現状は多すぎると指摘。
今季のイチローの打率が2割台前半に低迷していることに触れ、「マリナーズやシアトルにとって大きな意味を持つイチローと袂を分かつことは、簡単ではない。しかし、これは彼を復帰させた瞬間から決まっていたシナリオだ」と綴っている。
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また、タコマ・トリビューン紙は「マリナーズとイチローの2度目の別れが近づいているようだ」との見出しで、事実上の戦力外通告という厳しい決断がされる可能性について報じた。