「ヤニーとローレルどっちに聞こえる?」ついに決着か。 その答えは……。

世界を二分したあの音を、両方聞ける方法があった
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ネットを賑わせている、「ヤニーとローレル、どっちに聞こえる?」論争。

Twitterに投稿された音声が「ヤニー」に聞こえる人と「ローレル」に聞こえる人で意見がまっぷたつにわかれた。

問題の音声がこれだ。

ヤニー派の人は何度聞いても「ローレル」とは聞こえないし、ローレル派には決して「ヤニー」とは聞こえない。

ところが、ヤニーもローレルも両方聞こえるようになる方法があるという。

ジョッシュ・ビアードさんがYouTubeに投稿した動画によると、音階を上げると「ローレル」と聞こえ、下げると「ヤニー」と聞こえる。

ほんと?

ソフトウェア開発者のスティーブ・ポメロイさんが、音階を変えて投稿しているので聞いてみよう。

上から30%低音、20%低音、20%高音、30% 高音、40%高音だ。

なぜ音階を変えると、ヤニーとローレルの両方が聞こえるのか?言語の専門家によると、鍵となるのは、音声ファイルが不鮮明、という点だ。

テキサス大学のバーラス・チャンドラセカラン教授は、「(この単語には)少しノイズがあるため、聞き取りが少し不鮮明になる。そのノイズ部分を、脳が思う音に埋める」とテクノロジーメディアThe Vergeに述べる。

では、この言葉は「ヤニー」なのか。それとも「ローレル」なのか。

カリフォルニア大学デービス校の研究者ブリット・ヤゼルさんによれば、「ローレル」だ。

音に含まれるノイズを取り除いたところ、「ローレル」だったとヤゼルさんはポピュラー・サイエンス誌に述べた。

「音のスペクトログラムを調べてみて、フィルターを通して再生したところ、この言葉は『ローレル』に 高周波の音声が重なっているものでした」

ヤニー派の皆さん、残念でした。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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