羽生善治竜王、勝てばタイトル通算100期に王手 「名人戦」第5局はじまる

これまですべて先手側が勝ち、佐藤名人・羽生竜王は2勝ずつ挙げている。
初手を指す挑戦者の羽生善治竜王(左)と佐藤天彦名人=2018年5月29日午前9時、名古屋市中区、吉本美奈子撮影
初手を指す挑戦者の羽生善治竜王(左)と佐藤天彦名人=2018年5月29日午前9時、名古屋市中区、吉本美奈子撮影
朝日新聞社

羽生挑戦者の先手で第5局開始 将棋名人戦、注目の一番

佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生善治竜王(47)が挑戦している第76期将棋名人戦七番勝負第5局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、亀岳林万松寺〈きがくりんばんしょうじ〉協力)が29日、名古屋市中区の万松寺で始まった。

先手・後手は1局ごとに交代する。これまですべて先手側が勝ち、互いに2勝ずつ挙げている。本局で先手番となる挑戦者が名人奪還とタイトル通算100期獲得にあと1勝と迫るか、後手番の佐藤名人が3連覇に向けて大きく前進するか、注目の一番だ。

午前9時、立会人の青野照市九段(65)が「定刻になりましたので、羽生挑戦者の先手番で始めてください」と開始を促すと、羽生挑戦者は▲2六歩、佐藤名人が△3四歩と応じて1日目が始まった。

対局は持ち時間各9時間の2日制。29日夜に指し掛け、30日午前9時に再開し、同日夜までに決着する見込みだ。(村上耕司)

(朝日新聞デジタル 2018年05月29日 09時33分)

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