首都圏の高校生2人を逮捕。「ラブライブ!」マンホールを損壊した容疑

町おこしの一環として、キャラクターを描いたマンホールを9つを設置していました。

静岡県沼津市に設置された「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが描かれたマンホールを傷つけたとして、静岡県警は7月2日、器物損壊容疑で高校生2人を逮捕した。静岡県警がハフポスト日本版の取材に対して明らかにした。

県警によると、逮捕されたのは、埼玉県春日部市の男子高校生(17)と東京都練馬区の男子高校生(16)。2人は5月27日、沼津市大手町の歩道に設置された人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の絵柄が入ったマンホールを損壊した疑いが持たれている。

産経ニュースによると、2人は友人で、春日部市の高校生が金属製の物体で作品の主人公・高海千歌が描かれたマンホールを傷つけ、東京都練馬区の男子高校生はその様子を動画で撮影していたという。

被害を確認した市が6月1日、県警沼津署に被害届を提出していた。市は町おこしの一環として、5月16日に作品のキャラクターを描いたマンホールを9つ設置したが、故意に傷つけられたり、塗料のようなものが吹き付けられたりする被害が発生。一部の回収を決めていた。県警は他の被害についても、2人が関与したかどうかを調べている。

小澤隆・沼津市議は汚されたマンホールの写真をTwitterに投稿し、「もうね・・・己の命の使い方考えろよ・・・」と苦言を呈していた。

「ラブライブ!サンシャイン!!」とは

「ラブライブ!サンシャイン!!」は、静岡県沼津市を舞台にした人気アニメ。2015年2月にスタートした「ラブライブ!」の新プロジェクトとして始まった。高校生のスクールアイドル「Aqours(アクア)」が、統廃合の危機に瀕した母校「私立浦の星女学院」を盛り上げるべく奮闘する物語だ。

アニメの人気を受けて沼津市には「聖地巡礼」のファンが訪れ、沼津市も連携して街おこしに注力。「Aqours」の声優9人をPR大使に任命するなど、ファンを巻き込んだイベントで盛り上がりを見せている。

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