民主党政権で復興担当相などを務めた元衆議院議員の松本龍氏が7月21日、福岡市内の病院で肺がんのため死去したとNHKニュースなどが伝えた。67歳だった。
松本氏は1951年、福岡県の出身。祖父は「部落解放の父」と呼ばれた松本治一郎元参院副議長。
父の松本英一参院議員の秘書を経て、1990年に衆院選で旧社会党から出馬して初当選。以降、衆院議員を連続7期務めた。
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1996年の「旧民主党」の結党に参加。民主党政権で環境相、防災担当相などを務めた。
2011年6月、復興担当相として東日本大震災の被災地を訪れた際に宮城県庁で「知恵を出さないやつは助けない」などと発言。猛反発を受け、就任9日目で辞任した。2012年の衆院選で落選し、2014年の衆院選には出馬しなかった。