近畿・北陸地方を直撃した台風21号による浸水被害を受けて、日本自動車連盟(JAF)は9月5日、公式Twitterで「水害車両はいきなりエンジンをかけないで」と漏電火災の危険性を注意喚起した。
台風21号の影響で、非常に激しい大雨が各地を襲ったほか、記録的な高潮が近畿沿岸を直撃。関西空港が高潮で冠水するなど、各地で浸水被害が相次いだ。9人が死亡し、229人がけがをした。
台風から一夜たった5日、JAFは被災者に追悼の意を表明した上で、水害車両を取り扱う際の注意点を指摘。「水害車両は、電気系統(エンジン・ヘッドライト等)の漏電で火災が発生する危険性があります。特にハイブリッド車(HV)・電気自動車(EV)はむやみに触らないでください」と呼び掛けた。
この度の台風で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
いきなりエンジンをかけないで⚠️
水害車両は、電気系統(エンジン・ヘッドライト等)の漏電で火災が発生する危険性があります。
特にハイブリッド車(HV)・電気自動車(EV)はむやみに触らないでください。
詳しくはhttps://t.co/I2G1VQ5aovpic.twitter.com/5Nr5ypuVyF
— JAF (@jaf_jp) September 5, 2018
JAFは公式サイトで、浸水した車両の取り扱いについて次の4つの注意点をあげている。
1.いきなりエンジンキーを回さない、エンジンボタン(プッシュボタン)を押さないでください。
2.ボンネットを開け水に浸っているようであれば、火災防止のためバッテリーのマイナス側のターミナルをはずして下さい。
3.はずしたターミナルが、バッテリーと接触しないような絶縁処置をして下さい。
4.ハイブリット車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないようにしてください。