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2018年10月02日 16時48分 JST | 更新 2018年10月02日 17時22分 JST

インドネシア地震で約1200人の受刑者が脱獄

「受刑者らがパニックに陥って道路に逃げ出した」と政府は説明

JEWEL SAMAD via Getty Images
津波で倒壊したモスク=10月1日、インドネシア中部のスラウェシ島パル

インドネシア中部・スラウェシ島で起きた地震と津波で、被災地にある3カ所の刑務所から受刑者が脱獄した。脱獄者数は約1200人とみられ、現在も逃走中という。テレグラフなど複数の海外メディアが報じた。

アメリカ地質調査所(USGS)によると、地震があったのは9月28日午後6時3分ごろ。地震の規模を表すマグニチュード(M)は7.5で、中部スラウェシ州の州都パルは6メートル以上の津波に襲われた。これまでに1200人以上の死亡が確認されている。

インドネシア政府は10月1日、パル市内にある刑務所や、パルの北に位置するドンガラ県内の刑務所から受刑者が脱獄したと発表。

Channel NewsAsiaによると、パル市内にある定員120人の刑務所では、受刑者581人の大半が脱獄したという。

法務人権省の代表者は、「地震が起きた後、敷地内の地下から水が噴出し、受刑者らがパニックに陥って道路に逃げ出した」と説明している。「受刑者らにとっても生死に関わる問題だった」と述べ、地震の被害を恐れて脱走したと思う、との見解を述べた。

また、ドンガラ県内の刑務所では放火され、343人の受刑者が脱走したという。現地当局は、家族の安否確認を要求していた受刑者らが怒り出し、放火したとみている。

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