赤羽ゆかりの大ロックスター、エレカシの名曲が駅の発車メロディに起用される 

電車が出るたびに泣いちゃうかも。

人気ロックバンド、エレファントカシマシの名曲が11月16日からJR赤羽駅の発車メロディに起用されることになった。

エレカシの曲が発車メロディとして流れるのは、宇都宮線(東北線)・高崎線・湘南新宿ライン。

代表曲である「俺たちの明日」(5番線:池袋・新宿・横浜・大船方面)「今宵の月のように」(6番線:大宮・宇都宮・高崎方面)の2曲が使用されるという。

清野とおる氏がデザインしたオリジナルポスター(全5種類)
清野とおる氏がデザインしたオリジナルポスター(全5種類)

エレカシは4人のメンバーのうち、宮本浩次さん(ヴォーカル・ギター)ら3人が赤羽出身、旧赤羽台中学校の同級生で結成された。ミュージックビデオやCDジャケット撮影の舞台などに何度もなっており、ファンにとって赤羽は「聖地」のような存在だ。

メンバーが地元愛を語ることも多い。宮本さんが、赤羽駅前の喫茶店で歌詞を書いたり、下積み時代、先に人気の出たスピッツやMr.Childrenなど、同世代のバンドの活躍が悔しく、深夜に赤羽を走ったというエピソードでも知られる。

今回の曲の起用は北区による、赤羽のシティプロモーション事業の一貫

「東京都北区赤羽」で知られる人気漫画家、清野とおるさんによるイラストのポスター5種類も制作されている。赤羽駅や商店街など各地でエレカシを全面に押し出したキャンペーンが実施されるという。

エレカシは、2017年3月21日にデビュー30周年を迎え、再度人気が加熱、同年末に初めての紅白出場を果たした。多くのヒット曲や根強い人気がありながらも「再びのブレイク」「遅咲き」と称されるロックバンドだ。

一方の赤羽も、「穴場」的存在から、「住みたい街」として近年、ブレイクしつつある。バンドと、街の存在感が、不思議とマッチした味わい深いコラボレーションとなっている。

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