「原爆投下を肯定する」Tシャツを着ていたと報じられた韓国のヒップホップアイドルグループBTS(防弾少年団)が、11月9日放送の音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)の出演を急遽キャンセルしたことを受けて、ネット上では様々な声が上がっている。
脳科学者の茂木健一郎さんは、Twitterで「BTSのTシャツ問題についてはいろいろな考えがあるだろう」としながらも「BTSはアーティストであって、政治評論家ではない」とコメント。
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その上で、「BTSに出演してもらって、番組内で、この問題についてのわだかまりを解くような一言を放送できたら、ものすごく価値が生まれたのに」と出演キャンセルを惜しんだ。
茂木氏は、日本のテレビ局のありかたにも言及し、「全米ビルボードで連続1位になったBTSがテレビ朝日の番組に出たら、ガラパゴス化しがちな日本の地上波テレビが力をもらえたのにと、残念に思う。日本のテレビ局は、世界やネットの中で変わりゆく自分たちの立ち位置を考えた方がいいと思う」とコメントした。
▪️BTSはどんなTシャツを着ていたのか
同グループをめぐっては、メンバーが「原爆投下を肯定している」Tシャツを着ていたと一部メディアなどで報じられ、大きな波紋を呼んでいた。
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問題視されたTシャツは「ourhistory」というブランドの商品で、原爆が落とされた直後のキノコ雲の写真と、万歳をする人々が写っている写真がプリントされていた。
この事態を受けて、「ミュージックステーション」は8日、「BTSの11月9日放送回でのご出演を今回は見送らせて頂くことになりました」と公式サイトで報告。
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BTSの日本版公式サイトでも、同番組の出演を見送ったことが発表していた。
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