マレーシアで働く日野です。
先日誕生日を迎えたのですが、いつも通り出勤したら、会社の同僚から
「何で(誕生日なのに会社に)来るの? 私だったら絶対休むけど」
「今日は有休とると思ってたよー」
と、言われました。
当地では誕生日=休む、が常識。常識ハズレの私も、たくさんの方々から祝福の言葉と握手をいただき、嬉しい気持ちになりました。
今回は、マレーシアの治安についてお届けします。
東南アジアの中では比較的治安の良いイメージのマレーシアですが、日本に比べたら「危険な土地」であることは言うまでもありません。
銃規制や麻薬取締りには非常に厳しいものの、強盗・窃盗・ひったくり・車上荒らしなど、日常生活の中で事件に遭う可能性は高いのです!
普通に暮らすことに支障はありませんし、個人的にマレーシアはとても平和だと感じていますが、夜はひとりで出歩かない、鍵は厳重に閉めるなど、ターゲットにされないよう未然に防ぐことは、日本でも海外でも女性が一人で暮らす上では当然のことですよね。
現地で生活する中で私が気をつけている10のことを、東京で生活していた頃と比較してまとめてみました。
1.帰宅時間
【東京】いつも午前0時頃、駅から自宅まで10分ほど徒歩
【マレーシア】22時までに帰宅を習慣化、必ず車(自家用車かタクシー)を利用
マレーシアでは大半のショッピングモールが22時で営業終了します。
つまり「22時以降は遅い時間に突入」ということなんですね。
2.運動
【東京】夕飯後、夜のジョギングや散歩
【マレーシア】朝ゴルフか、自宅マンションのプール
夜の出歩きは自殺行為なので、朝型にチェンジしました。朝日を浴びながらのゴルフ、気持ちいい~!
3.玄関の鍵の数
【東京】オートロック&施錠1個
【マレーシア】エレベーターのセキュリティーカード&施錠3個
部屋のオーナーから「念の為に南京錠もつけなさい」と言われ、外鍵・内鍵のほかに南京錠もつけました。
4.肌の露出具合い
【東京の夏】Tシャツとジーパンがスタンダード
【マレーシア】ノースリーブと短パンでうろうろ
日本にいた頃よりも、確実に露出面積は広くなっています。
仕事では着ませんが、丈の短めなスカートや体のラインが出るようなドレスも着ます。
特に中華系の女性は露出度高めな服をよく着ている印象があります。
宝石のついたネックレスやブランドバッグなどは、日本で使っていたものをマレーシアでも使っています。
ロレックスの時計をしている人が腕ごと切られ、盗難に遭ったというニュースを聞いたことがありますが、普通に生活をしていればそんな場面に遭遇することはまずないかと......。
5.酒量
【東京】ビール4~5杯+焼酎
【マレーシア】ビール3杯くらい
日本では、帰宅時間が0時を過ぎる時はたいていお酒を飲んでいる時。
千鳥足になって駅から歩いて帰っていました。
マレーシアに来てからも同僚やお客様と飲みに行くことはありますが、お酒は判断力が鈍るので、控えめを心がけています。
6.自宅窓の鉄格子の数
【東京】8階、鉄格子ゼロ
【マレーシア】22階、鉄格子だらけ
侵入の心配もないような高さの部屋でも鉄格子。
念には念を。
防犯と、子どもの落下防止の意味もあるのだとか。
7.路チュー
【東京】路上チューカップルに羨望の眼差し
【マレーシア】タブー行為
マレーシアでも、手をつないだり、腰に手を回したりして歩くカップルはよく見かけます。
が、宗教柄、公共の場や人目に触れる場でキスをするのはタブー。
他にも、映画の濡れ場は全カット、エロ本も表舞台には出てきませんね。
8.管理人?警備員?
【東京】管理人さんが不在、もしくは一人
【マレーシア】警備員の頭数で勝負!
▶私の住むコンドミニアムの警備員はネパール人
コンドミニアムやショッピングモールに必ずいる警備員さんたち。
しかし、仕事中にスマホをいじったり、ご飯を食べたりと実力は未知......。
頭数が多いほど犯罪の抑止力は高まるかと思われます。
9.駐車場
【東京】スマホをいじいじ
【マレーシア】すぐ乗る、すぐロック、すぐ出発!
▶出典 Phalinn Ooi on Flickr
会社の駐車場でLINEの返信をしていたら、上司からイエローカードが。
車の前でモタモタしていると、いきなりキーを奪われたり、ひったくりに遭ったりする可能性があるそうです。
この少しの油断や隙が危ないとのこと!
10.おばけ
【東京&マレーシア】物件によっては不気味な物音が続いたり、実際出たりする(らしい)
おばけではないけど、部屋にきのこが生えてくるという怪奇現象が起こることもあるのでご注意を。
以上、マレーシアの生活で気をつけるべき10のポイントでした♪
次回は「車が無いと住めない!? 超車社会マレーシア」をお送りします。
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ライター
日野 恵美/Megumi Hino
1987年5月25日生まれ。東京都出身。神田外語大学韓国語学科卒業後、物流商社にて4年間勤務。ラーメンからミサイルまで扱う幅広さと、世界とつながる商業輸送という分野が好きで国際輸送のプロフェッショナルになるべく、2015年に来馬。好きな言葉は「Think globaly,Act localy」。
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