若きシングルファザーが思いを綴った手紙「僕たちはもう泣くのをやめよう」

ラスベガスに住む若い父親が、シングルファザーとして直面する課題や戸惑いについて赤裸々な思いを綴った。
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「毎日色々あって、いつか幸せな日が来ると信じることすらできなかった。眠っている娘を抱えて泣きながら過ごした夜も少なくなかった。娘にとって私がいい父親になれるか、わからなかった」

Facebookで急速に広まっている胸を刺すような2つの投稿で、アメリカ・ラスベガスに住む若い父親がシングルファザーとして直面する課題や戸惑いについて赤裸々な思いを綴った。

リチャード・ジョンソンさんは21歳で、10カ月の娘ペルセフォネちゃんの父親だ。父親のための交流サイト「ライフ・オブ・ダッド(父の人生)」で、ペルセフォネちゃんを一人で育てることになった経緯について説明している。

ペルセフォネちゃんの母親は、彼女が生後わずか1カ月のときに出て行ったという。 ジョンソンさんが「ライフ・オブ・ダッド」に宛てたメッセージを10日、「ライフ・オブ・ダッド」の公式Facebookアカウントが公開した。

「なぜ妻が出て行ったのかはいまだにわかりません。でも産後うつが原因のひとつではないかと考えています」と彼は書いた。

元妻が出て行った後の数日間、ジョンソンさんは喪失感と恐怖を感じていたという。

「もともとうちの家系は、みんな離婚しているか、ひとり親でした。父親は写真に写っていなかったり、でも自分の子供たちには同じ思いはさせたくなかった」。ジョンソンさんは今週ヤフー・ペアレンティングのインタビューで語った。「だから子供を作ろうと決めたとき、子供には自分が送ってきたのとは違う人生を送らせたいと思いました」

しかしジョンソンさんは「それについて考えれば考えるほど混乱しました。テレビや映画で見たものを除けば、父親がどんなものか知らなかったので」という。

恐怖を減らそうと、ジョンソンさんはインターネットをくまなく検索し、しつけについて調べたという。「『新米の親』向けの本を片っ端から読み、『髪を編んだり、爪にマニキュアを塗る方法や親が抱えやすい問題』についての動画を、YouTubeで1000時間以上も観たりした」。

「ライフ・オブ・ダッド」の動画を偶然見つけたのはこの頃だったという。ジョンソンにとって非常に役立つ情報源だった。

「僕はそこで他にも自分と似たような境遇の父親たちを見ました。そのページから大きな自信をもらうようになって、本当に助けられました」。

「ライフ・オブ・ダッド」のFacebook投稿は急速に広まり、これまでに「いいね!」が押された回数は36万回以上にのぼった。ネットでは多くの人がコメントが寄せられ、ジョンソンさんの正直さを称賛し、激励や応援の言葉を送った。

11月11日にFacebookに投稿された続くメッセージの中で、ジョンソンさんは肯定的なコメントに感動していると語った。

「みなさん一人一人に感謝しています。みなさんの言葉がどれだけ重要なものか分からないでしょう。僕はずっとどうやったらいい父親になれるのか、ひとりで考えてきました。みなさんのコメントは、まさに僕が欲しかった薬です」と彼は書いた。

ジョンソンさんは、新米パパとして経験した辛い時期についても説明した。眠っている娘を抱きながら、涙を流した夜のことを思い出した。そのときは心の中が将来の不安でいっぱいだった。

だが最後には、ペルセフォネちゃんのおかげで気丈に子育てを続けることができたと言う。

「娘が初めてハイハイをした夜は特別な夜です。 娘が僕の方に来て、僕の頬にちっちゃな手を伸ばし、目をじっと見つめたんです。『パパ、こっちへ来て。やらなきゃいけないことがたくさんあるよ』と言っているようでした。それで娘に、僕たちはもう泣くのをやめよう、幸せになるために闘おうと言いました。その約束はずっと守り続けています」とジョンソンさんは綴った。

ジョンソンさんは最後に全てのシングルマザー・シングルファザーへのアドバイスを書いて締めくくった。

「もし荷が重すぎると感じたり、うまくいかないと感じたら子供の素晴らしい目をじっとのぞいて、ただ、愛してるよと言ってみてください。きっと、誰かが自分を頼って、何かをやってあげたことに対してどんどん自分を好きになってくれることに驚くでしょう。自分にはないと思っていた強さに気付くはずです」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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