毎日必死に頑張っている30代のママたちへ。私はこんな気持ちです

20代の頃「絶対ああはならない」と誓ったのに!
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30代のママたちへ、

私と同じ、30代で子育てをしているみなさん。スーパーマーケットや、公園、学校の送り迎え、電車、子供向けレストラン。色々な場所で、あなた方を目にします。時々、目が合うこともありますね。その時は、お互いに微笑んで、「わかる、わかる」と視線で会話します。

だけど、視線が合うことはほとんどありません。よちよち歩きの子供の後を追い、鷹のように高いところによじ登ろうとする子供を見守りし、兄弟をつねった子供を叱り、おしぼりでこぼれた飲み物を拭きとるために忙しく動き回っていて、こちらを見る余裕なんてありませんから。

数日前、私は公共のプールに行きました。公共のプールほど、30代の母親を象徴する場所はないかもしれません。「決してこうはならない」と誓っていた母親像そのままの自分がいることに、私たちは気付きます。子供用プールに膝まで入って歩き、ずっと子供達を監視し、ふざけて遊ぶ子供たちを見て喜んでいます。

夫婦で行っても、グループで行っても、会話は断片的。リラックスすることはなく、ただ我が子だけを目で追います。疲れていて、なかなか集中することもできない。タンキニを着た疲れた体は、昔とは全く違います。

そんな私たちには、キラキラした20代がとても眩しくうつります。引き締まった体を持つ彼らは、雑誌をめくり、友達とおしゃべりをしながらFacebookをチェックし、自撮りを楽しんでいます。将来どんな生活が待ち受けているか、気付いていないんでしょう。私たちに視線を向けることもありません。もし目を向けたとしたら「決してああはならない」と誓っているんでしょうね。

しょうがない。私たちにもそういう時があったし、それに気を悪くするほど、心が狭くはありません。

30代の私たちは、身なりを構わなくなります。いや、構えなくなるんです。小さな子供がいる間は、自分を一番にできなくなります。よちよち歩きの子供、もしくは生まれたばかりの赤ちゃんがいる生活では(両方いる場合もある)、彼らのスケジュールに合わせて寝るしかありません(もしくは、寝ることができなくなる)。髪だって、洗いたい時に洗えなくなります。

体型が気になるなら、腹筋のエクササイズをしたらいい? そんな暇は全くありません。私たちの生活はこんな感じです。子供たちの鼻を拭き、お尻を拭き、壁の落書きを拭く。朝から晩までずっと料理し続けているんじゃないかと思うくらい、食べ物の用意に時間をとられる。フォーク一杯の豆を食べてくれるまで、テーブルを離れられない。1週間のうち、何時間もお風呂の横で過ごす。「もう一回」とねだる子供のベッドの横で、意識がなくなる瞬間までお話を読み聞かせる。

子供向けのアニメ番組に詳しくもなります。そのうち、登場するキャラクターを使って、子供たちを脅かしたり、言うことを聞かせたりできるようになります。キャラクターはベビーシッターにもなります。アニメに夢中になっている間に、慌ててシャワーを浴びるんです。そして、「だっこ」「もっと」「やりたくない」と言ってくる小さなテロリストたちに、「お願いするときは、何と言うの?」と交渉している自分に気付きます。絶対そんな風にはならないと誓っていたのに。

これが30代の子育て。楽じゃない。だけどこれが現実です。

一方で、もう一つ現実がある。私たちが羨む場所に、20代に混じってわずかに40代の人達もいます。彼らもまた、引き締まった体をして、ゆったりとした時間を過ごしています。一人で、静かに本を読む彼らは、私たちを見て同情しているようだけれど、なんだか高みの見物をしているようにも見えます。彼らにも、私たちのような時があったんでしょう。そして、これがいつまでも続くわけではないことを知っています。30代の皆さん、彼らは私たちの目ざす場所です。40代はやってきます。

自分自身を取り戻せる10年が、待っているんです。

だけど、30代が早く終わって欲しいと思っているわけでもないんです。まだちゃんと理解していないのかもしれないけれど、30代は魔法の時間でもあります。

真夜中に柔らかいほっぺたを胸にくっつけてくる、あの感触。転んだ後に、私に向かって伸びてくる小さな手。赤ちゃんのいい匂い。小さなスキニージーンズにキラキラしたトレーナー。これが全部なくなってしまう。キックスケーターに乗せたり、ジャングルジムで遊んだり、寝る前のおとぎ話をしたりすることもなくなってします。「お母さんがいい」「ママ、助けてくれる?」「ママを抱きしめたい」とそんな言葉も聞けなくなります。

40代はやってくる。それは、きっと素晴らしい時間でしょう。だけどもうちょっと、30代を楽しみたい。自分の好きなことができない10年だったとしても、母親を楽しめる本当に素晴らしい時間だから。

30代のママたちに愛を込めて、

キャサリン

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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働くパパ・ママたち
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「ちょっとスリムに見えるでしょ?」 (credit:Tara Keaton Barber)
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「職場の法律事務所で、息子に机を与えてみました」 (credit:Amanda Lynn)
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「私が仕事に行くときの風景。夫が家で子供を見ます」 (credit:Erin Estelle)
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「うちの可愛い娘は私の机に座って一生懸命仕事!」 (credit:Bianca Costa Espinoza)
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「私は軍で働くママ。息子が寝る前に、夫が息子を連れてきてくれるので、息子と話す時間ができるんです」 (credit:Mary Dever)
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「事業をしている私にとって、オフィスを子育て仕様にできるのはとても良いこと。3人子供がいますが、みんな8カ月になるまでオフィスに連れてきていました。 (credit:Sabrina Leung-Powers)
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「娘を職場に連れてきました。ワインを並べるのを手伝ってくれたんです」 (credit:Sarah Mackinley)
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「思い出すだけで疲れちゃいます。パンケーキミックスの袋に力を加えすぎて飛び散ってしまって。息子はパンケーキが食べられないと思って泣いていました」 (credit:Tonya Ann)
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「どっちが頑張って働いているのかわかりません」 (credit:Natasha Lloyd)
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「私の夫は、息子たちを職場に連れて行きます。長い時間を一緒に過ごすんです」 (credit:Teri Davis)
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「お母さんのために受信箱をカラにしなきゃ」 (credit:Stacy Schwartz Frazier)
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「シッターさんが具合がわるいので、今日は子供をつれてデスクの下で遊ばせる日」 (credit:Such a Dahl)
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「アニメを見せていたはずが、ティッシュ箱をいたずらしていました」 (credit:Nathalia Frykman)
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「私は保険のセールスとダンスのインストラクターをやっています。朝の9時から、夜の9時まで仕事なので、うちの息子はスタジオでたまに寝ています」 (credit:Andrea Michelle)
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「お父さんは家で仕事をします」 (credit:Natasha Lloyd)
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「一番下の子は、掃除でお手伝い」 (credit:Grace O\'Byrne)
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(credit:Baby Making Machine)
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「私はDJです。うちの子も自分のグルーブを見つけたみたい」 (credit:Amanda Hegedus Kirkland)
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「働けることを愛しています。こうやって幼稚園のイベントにも顔を出せますし」 (credit:Carrie Gadek)
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「お父さんとミーティング」 (credit:Dawn Daabul)
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「働く親でいるということは、毎朝、別れ際に泣く子供の顔を見ななければいけないということ」 (credit:Dena Charlton)
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「息子と一緒に日曜大工。まさに、家族の仕事」 (credit:Patty Gibson)
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「具合の悪い子供がいても仕事はできますよ!」 (credit:Anne Vance)
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「休日出勤の時は、よく一番下の子を職場に連れて行きます。まだ6カ月ですから」 (credit:MeLitta Olson)
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「私はヨガのインストラクターです。たまに母子のクラスも教えています。この時は息子の誕生日だったのでカップケーキを食べました。仕事ができるのは、素晴らしいことです」 (credit:Rachel Cama Nemer)
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「子供の具合が悪いので、家から仕事」 (credit:Liz Blasberg Brumels)
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「シッターから送られてくるかわいい写真は、私の支え」 (credit:Joanna Knight)
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「仕事が休みだった夫が、息子を職場に連れてきてくれました。ワーキングママであることは、すごく大変だけど、そのかいはありますよ」 (credit:Katie Hodge McSwain)
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「私は週に50時間働くコンサルタントですが、3人の息子がいます。愛しています。」 (credit:Casey SW-Wakefield)
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「お父さんの職場でだって、僕の仕事はあるんだよ」 (credit:Amber Brennan)
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「私は病院で働いています。職場に娘が来てくれたから、特別な日です」 (credit:Rachel Place)