新しく誕生する21の「世界遺産」 いつか訪れたい夢の場所(画像集)

最新の世界遺産リストはこれだ。
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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の保護地域のリストは、素晴らしく、バラエティに富んでいる。

もし、世界の素晴らしいものを見たいなら、ユネスコの世界遺産の公式リストを訪れてみるのもいいだろう。

この神聖なコレクションは、1052の地域からなり、世界各地を網羅している。それらは、歴史、文化、自然、そして人工物にいたるまで……「人類にとって際立った価値がなければならない」などの非常に厳しい条件を満たしたものだ。

7月、世界遺産委員会で、一連の新たな世界遺産が決定した。今回は、新たに登録される一連の遺跡を見てみよう。部分的に太平洋に沈みかけた火山や、かつてネアンデルタール人が暮らしていた深い洞穴まで、最新の世界遺産リストはこれだ。次の旅行先はどこだろう?

これらの美しい場所の中には、旅行者に対して訪問に注意を呼びかけている国にあるものも幾つかある。ここに紹介した写真でバーチャルの旅行を楽しんでもらいたい。

■アニ遺跡(トルコ)

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「1001の教会の街」としても知られるアニは、かつて栄えた中世の街。1319年、大地震によって大部分が崩壊した

■大湿原アワフル(イラク南部)

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アワフルは、7つの地点から構成される。メソポタミアの都市の遺構であるウルク、ウル、テルエリドゥ、そして4つの湿原だ。これらは世界最大の内陸にあるデルタ地域で、極めて暑く乾燥している。

2016 新しく認定された世界遺産
アンティグアの造船所と関連考古遺跡群(アンティグア・バーブーダ)(01 of19)
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この港はジョージ王朝方式で建てられ、アンティグアなどの狭い入り江にある。小高い丘が狭い入り江を囲み、台風から街を守っている。 (credit:Latitudestock via Getty Images)
アンテケラのドルメン遺跡(スペイン)(02 of19)
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メンガ、ビエラのドルメン、そしてエル・ロメラルのトロス。この3つの巨大墓石で構成されている。ペーニャ・デ・ロス・エナモラドスとエル・トルサル山系として知られる2つの自然のモニュメントだ。ユネスコによると、ドルメン遺跡は「ヨーロッパ先史時代の注目すべき建造物の一つ」とされている。 (credit:Jon Nazca / Reuters)
ピリッポイの考古遺跡(ギリシャ)(03 of19)
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この城壁都市は、紀元前356年にマケドニア王ピリッポス2世(フィリッポス2世)によって築かれ、「小さなローマ」として発展し、その後、使徒パウロが訪れたことから、キリストの信仰の中心となった。 (credit:sjhaytov via Getty Images)
ル・コルビジェの建築作品、複数地域(04 of19)
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建築家ル・コルビジェはモダンデザインのパイオニアであった。半世紀以上前に建築された17の地域の作品が世界遺産委員会によって選ばれた。彼の作品は「20世紀を通じてモダンムーブメントが探究した社会のニーズに応える、新たな建築技術を発明する挑戦」に対する答えとされている。 (credit:NARINDER NANU via Getty Images)
ペルシャ式カナート(イラン)(05 of19)
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この古代カナート(地下用水路)システムは、11の地下トンネルが用いられ、谷の上部からイランの乾燥地域にある貯水池へ水を運ぶのに使われていた。 (credit:ajlber via Getty Images)
ゴーハム洞窟群(イギリス)(06 of19)
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ジブラルタルの石灰岩にある4つの洞穴で構成される。ここには、ネアンデルタール人が居住していた証拠が見つかっている。これらの洞穴によって、研究グループはネアンデルタール人や彼らの文化的伝統について理解を深めた。 (credit:Travel Ink via Getty Images)
ナン・マトール(ミクロネシア)(07 of19)
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この遺跡は、ポンペイ島沿岸に13世紀から15世紀の間に築かれた99の人工島から構成されている。現在、これらの小島には石造りの神殿、寺院、墓、そして居住エリアが残っている。今回ユネスコは、気候変動と沿岸の浸食による「危機」遺産にも登録した。 (credit:Michael Runkel / robertharding via Getty Images)
左江花山の岩絵の文化的景観(中国)(08 of19)
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いくつもの急な崖に描かれた岩絵は、中国南東部の遺跡だ。これらは当時の生活がどのようなものであったかを知る唯一の手がかりである。紀元前5世紀から紀元2世紀にわたって描かれたこれらの絵画は、かつて中国南部に広まった銅鼓文化の横顔を伝えている。\n (credit:IMAGEMORE Co, Ltd. via Getty Images)
ナーランダ・マハーヴィハーラの出土した遺構群(インド)(09 of19)
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修道院と教育機関からなる古代の大学で、紀元前3世紀から13世紀のものである。現在は、仏舎利塔、聖堂、教区、そして漆喰、石、そしてメダルの作品だけが残っている。 (credit:Peter Langer via Getty Images)
西天山(カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン)(10 of19)
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世界最大の山脈の一つ。西天山は高さ約4480メートルで、非常に豊かな生物多様性がある。 (credit:MisoKnitl via Getty Images)
ステチュツイーー中世の墓碑群(ボスニアヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、セルビア)(11 of19)
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複数の国にまたがる30箇所が含まれ、それらはステチュツイ独自の中世の墓石群として知られている。これら1100年代の墓石は多くが石灰岩から切り出されたものだ。 (credit:AGaeta via Getty Images)
パンプーリャ湖建築群(ブラジル)(12 of19)
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この風変わりな文化拠点は、1940年に人造湖の周辺に有名な建築家、オスカー・ニーマイヤーと他のアーティストによるコラボによって設計された。このスペースには、カジノ、舞踏室、ゴルフ、ヨットクラブ、そしてサンフランシスコ・デ・アッシス教会がある。\n (credit:Ian Trower / robertharding via Getty Images)
レビジャヒヘド諸島(メキシコ)(13 of19)
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沈んだ山脈の一部でできた4つの離れた島からなる。それぞれは、海から現れた火山の頂上に相当する。それらは海鳥や海洋生物、そしてマンタエイやクジラ、サメを含む多くの大型遠洋生物にとっての重要な生息地になっている。 (credit:Daniela Dirscherl via Getty Images)
ルート砂漠(イラン)(14 of19)
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6月から10月にかけて、この乾燥した亜熱帯地域には強い風が吹く。その風が堆積物を運び、大規模な浸食の原因になっている。この遺産では、風によるヤルダン地形のもっとも顕著な例が見られる。 (credit:Alireza Firouzi via Getty Images)
ミステイクン・ポイント、カナダ(15 of19)
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これらの入り組んだ岩壁は、しばしば海岸線を覆う濃い霧から名付けられた。海岸線近くの障害物でさえも船乗りから見えなくなるほどだ。この海岸線は、世界最古の巨大な化石が多く見られることでも有名で、その年代は5億6000万年前にさかのぼる。 (credit:Barrett & MacKay via Getty Images)
湖北の神農架(シンノウカ)、中国(16 of19)
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これら2つの地域は、中国中等部の古代の森が保存されている。それらは、中国の希少な生物であるチュウゴクオオサンショウウオや、その他のシシバナザル、ウンピョウ、そしてツキノワグマなどが生息している。 (credit:Anakey99 via Getty Images)
カンチェンジュンガ国立公園、インド(17 of19)
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数多くの谷、湖、氷河、そして雪をかぶった山々が連なるインド北部のヒマラヤ山脈の中央部にある。これらの素晴らしい景観には、世界3位の高峰、カンチェンジュンガ山があり、そこにある洞窟、川、そして湖なども含め地元の人々の信仰の対象になっている。 (credit:Tim Makins via Getty Images)
サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾、スーダン(18 of19)
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2つの別々の地域からなり、鮮やかな紅海中部の珊瑚礁と、マッカワー島とドゥンゴナブ湾を含むエリアがある。海鳥、海洋哺乳類、ウミガメ、そしてサメなどが、この保護地域に生息している。\n (credit:Fiona McIntosh via Getty Images)
エネディ山塊の自然的・文化的景観、チャド(19 of19)
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長年に渡る、水と風による砂岩の浸食が、見事な峡谷、自然のアーチを形作った。数千もの絵や彫刻が洞穴や峡谷や住居の壁に施され、サハラ砂漠で最大の岩絵のアンサンブルとなっている。 (credit:DEA / C. SAPPA via Getty Images)

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

ル・コルビュジエの建築作品
ロンシャンの礼拝堂(01 of18)
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フランス (credit:Flickr / Rob Deutscher)
サヴォワ邸(02 of18)
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フランス (credit:Flickr / August Fischer)
イムーブル・クラルテ(03 of18)
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スイス (credit:Association des sites Le Corbusier)
マルセイユのユニテ・ダビタシオン(04 of18)
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フランス\n\n Picture taken 04 October 2002 in Marseille, southern France, of \"La Cite Radieuse\" (the radiant housing project), a building designed by Swiss-born architect Charles Edouard Jeanneret Gris, alias Le Corbusier. France Culture minister Christine Albanel launched 30 January 2008 its bid to have the work of the modernist architect Le Corbusier added to UNESCO\'s World Heritage list in 2009. \n\n撮影日:2002年10月04日 (credit:AFP PHOTO GERARD JULIEN/ FRANCE-ARCHITECTURE-LE CORBUSIER)
フィルミニの文化と青少年の家(05 of18)
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フランス (credit:フランス文化庁)
ぺサックの集合住宅(06 of18)
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フランス\n\nPessac (33): Cite Fruges, housing unit created by architect Le Corbusier. Built in the 20s, this housing estate was originally constructed for the workers of the industrialist Fruges. The district, after being abandoned, is currently undergoing renovation. 2011. (Photo by: Andia/UIG via Getty Images) (credit:Andia via Getty Images)
チャンディガールのキャンピトル・コンプレックス(07 of18)
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インド (credit:Wikimedia Commons)
サン・ディエ工場(08 of18)
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フランス (credit:Google, Inc.)
ナンジュセール・エ・コリ通りのアパート(09 of18)
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フランス (credit:Flickr / Cecilia)
レマン湖畔の小さな家(10 of18)
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スイス (credit:スイス政府観光局)
クルチェット邸(11 of18)
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アルゼンチン (credit:Wikimedia Commons)
ギエット邸(12 of18)
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ベルギー (credit:Association des sites Le Corbusier)
ヴァイセンホフ・ジードルングの住宅(13 of18)
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ドイツ (credit:Association des sites Le Corbusier)
国立西洋美術館(14 of18)
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国立西洋美術館。建築家ル・コルビュジエが設計した(東京・台東区上野公園) \n\n撮影日:2009年05月10日
ラ・トゥーレットの修道院(15 of18)
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フランス (credit:Google, Inc.)
ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸(16 of18)
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フランス (credit:Flickr / adam w)
カップ・マルタンの小屋(17 of18)
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フランス (credit:Wikimedia Commons)
Le Corbusier Architect(18 of18)
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Shown in an undated photo are head and shoulder shots of French architect Le Corbusier. (AP Photo) (credit:ASSOCIATED PRESS)