介助犬が空港内で8匹の子犬を出産。消防本部の手伝いで「無事、誕生!」

「奇跡のような時間だった」

飼い主からエリーと呼ばれている2歳のラブラドールレトリバー、エレノア・リグビーが、何と米フロリダ州タンパ空港で子犬を8匹出産した。生まれたのはメスが1匹、オスが7匹。傍らで子犬の父親であるナゲットも見守るなか、フィラデルフィア行きの飛行機に搭乗する前の突然の出来事であった。ナゲットもエリーも共に介助犬である。

AOLニュース

飼い主のダイアン・ヴァン・アターはエリーの出産が近いことは知っていたが、まさかこの日に生まれるとは思っていなかったという。しかし、出産が近づくと、看護師を含めた見物人が駆け付けたタンパ消防本部に手を貸し始めた。いち早く現場に到着したナタリー・ブラウン警部補は、当時の様子について「奇跡のような時間だった」と評している。

「乗客の介助犬がタンパ空港にて出産中。私たち消防本部がお手伝いします!」

「タンパ空港からの続報。5匹の子犬が誕生。残り2匹の誕生を待機中」

「ママの名前はエレノア・リグビー、通称エリー。2歳のラブラドールです」

「誇らしげなパパのナゲットが最後の赤ちゃんの誕生を待っています」

「無事、誕生!」

警部補は『TODAY』に次のように語っている。「お産に必要なキットを準備し、静かな場所に犬を移動させようとしました。しかし、飼い主が犬を動かすことを心配していたので、私は『大丈夫よ』と言いました。信じられないような時間でした。この感動の瞬間を見届けようとして、多くの人が飛行機に乗り遅れそうになっていました」

この奇跡のような物語はタンパ消防本部のツイッターでシェアされた。その場に居合わせた人たちにとっても、きっと忘れられない思い出になっただろう。

■参照リンク

(2018年6月3日AOLニュース『介助犬が何と空港内で8匹の子犬を出産!』より転載)

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