男子プロバスケットボール「B.LEAGUE(Bリーグ)」は4日、オールスターゲームの熊本開催に先駆け、東京ドームシティ(東京都文京区)でメディア&ファンイベントを開いた。ファン投票でオールスター出場が決まっている10選手らが登壇し、オールスターやその前日に行われる熊本地震・九州北部豪雨被災地の復興支援活動「B.LEAGUE Hope(B.Hope)」などへの思いを語った。
また、復興のシンボルとして、熊本ヴォルターズの小林慎太郎選手がB.BLACKで、ライジングゼファー福岡の山下泰弘選手がB.WHITEで、それぞれオールスターゲームに出場することも発表された。
今季のオールスターゲームは2018年1月14日、熊本県立総合体育館で開催される。「がんばるばい熊本 がんばるばい日本」を合言葉に、復興支援活動に取り組むこともテーマになっており、被災地の子どもたちに遊具を贈ったり、選手と子どもたちが触れあうイベントを開いたりするためにクラウドファンディングも実施している。
この日のイベントでは、オールスターゲームで対戦する「B.BLACK」「B.WHITE」両チームの「スターティング5」にファン投票で選抜された田臥勇太(栃木ブレックス)▽馬場雄大(アルバルク東京)▽竹内公輔(栃木ブレックス)▽竹内譲次(アルバルク東京)▽田中大貴(アルバルク東京)=以上B.BLACK=、富樫勇樹(千葉ジェッツ)▽篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)▽張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)▽須田侑太郎(琉球ゴールデンキングス)▽アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)=以上B.WHITE=の10選手やアンバサダーを務めるおのののかさんらが登壇し、ゲームなどをしながらファンと交流した。
イベント中、壇上では馬場選手、篠山選手の2人が、スマートフォンでずっと写真を撮影。オールスターゲームでそれぞれのチームのインスタグラム(アカウントは@b.black2018、@b.white2018)を担当するためで、インスタグラムのフォロワー数が25万人を超えているおのさんから、「インスタ映え」する写真の撮り方を教えてもらい、自撮りに挑戦する一幕もあった。
昨年のオールスターゲームでダンクを決め、MVPに輝いた富樫選手はイベント後の取材に対し、「自分自身も楽しみたいし、一人でも多くの子どもたちが笑顔になってもらえるようにしたい」と語った。選手会長でもある竹内譲次選手は「(被災地に)6月に行ったときもどういう言葉をかけたらいいか悩んだが、子どもたちは元気で、ボールとゴールを贈ったときの笑顔がすごい印象的だった。(オールスターゲームの前日に)またふれあう機会があるので、プレーを見せて元気をあげたい」と話した。
クラウドファンディングでは、両チームの「スターティング5」が書いたサイン色紙、くまモンとコラボしたB.Hope記念Tシャツ、オールスターゲームのチケットやゲーム終了後にコート上で記念撮影ができる特典などを入手できる。詳細はhttps://a-port.asahi.com/projects/b-hope/。