常に進化を続ける車を挙げるとすれば、ポルシェ「911」だろう。リアエンジンのこのスポーツカーに新型モデルが登場するたびに、ごくわずかながらもフェイスリフトさせたバージョンを生み出す努力をポルシェは続けているのではないだろうか。今回キャッチした991型の「911」2台についても、やはりフェイスリフトが施されている。しかも、911ターボにいたっては2013年5月にデビューしたばかりだ。
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画像からは、ターボモデルと自然吸気モデルのカレラ、両モデルとも、リアホイールのすぐ後ろのエアベントが1つ増えているのが分かる。つまり、カレラでは両サイドに2つずつベントが開けられており、これはスタンダード・モデルの911にもターボチャージャーが搭載されるのではないかという疑いを起こさせる。さらにターボモデルでは、ベントの数が各サイド3つずつに増えているので、もし仮に同じターボチャージャー付き水平対向6気筒エンジンを積むとしても、カレラ、カレラS、ターボではチューニングが異なることを予想させる。果たして911"カレラ"まで、自然吸気エンジンを捨て、世の趨勢に倣い"ダウンサイズ・ターボ"を採用してしまうのか...? 今後の動きに注目したい。
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2014年1月6日Autoblog日本版「【スパイショット】ポルシェ「911ターボ」のフェイスリフトモデルを早くもキャッチ!」から転載)
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