フランスの撮影会社ODOXOが、地元のドリフト・イベントに参戦したPS13型日産「シルビア」に360度カメラを取り付けて撮影を行った。これだけでも見る価値が十分ありそうだが、イベントは山道の公道で行われたので、一段と見応えのある映像となっている。
公道でドリフトなんて危険だと思われるかもしれないが、会場となった道路は封鎖され、公的な認可を受けているイベントなので心配無用だ。撮影された動画は日本のアニメ『頭文字D』のワンシーンを思い起こさせるものの、もっと白煙が多く、派手で、BMWがたくさん登場している。
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車載カメラが設置されているのは、アイルランド人ドライバーのジャック・シャナハン選手が駆る日産のS13だが、このクルマには550馬力にチューンした「スカイライン」の直列6気筒ターボ「RB25」型エンジンが搭載されているらしい。映像を見ると、シャナハン選手はタンデム・ドリフト競技で様々なBMWと対戦しており、その様子がルーフやサイド、コーナー内側から撮影されている。
競技中にドライバーが体感しているスピードを大いに感じることのできる優れた映像だ。周囲を自由に見回せるので、今までにない形でドリフトを眺めることもできる。例えば、視点を後方に向けると、シャナハン選手について来ようとしている対戦相手の様子が見られる。たとえ360度動画にはそれほど興味がなくても、素晴らしい舞台で見事なドリフトが披露されているので、ぜひチェックしていただきたい。
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2016年9月25日 AutoBlog Japan「【ビデオ】山道で行われたドリフト競技を、360度カメラで撮影!」より転載)
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