ただの接触事故が、女の戦いinロサンゼルスに発展(動画)

最後には逃げようとしたジャバズさんが誤って消火栓をなぎ倒し、現場に水が噴き上げる。

米国カリフォルニア州ロサンゼルス南部で先月、接触事故をめぐる言い争いが殴り合いに発展し、ついには即興の"デモリッション・ダービー"(クルマの壊し合い競技)にエスカレートするという騒ぎがあった。

地元テレビ局『KNBC』によると、この事件は11月27日、ヤヤ・シャバズさんがロサンゼルスにいる兄弟を訪ねる途中、サウスウェスタン・アベニュー8400番ブロックの路上でBMW「X3」に追突されたことが発端だという。シャバズさんの運転する白いトヨタ「RAV4」とシルバーのBMWは、商店が併設されたコインランドリーの駐車場に入りそれぞれクルマを停めたが、シャバズさんはてっきり、自動車保険会社の連絡先を交換するものと思っていた。ところが、ハンマーを手に持ったBMWのドライバーが助手席の人物と一緒にクルマから飛び降りて、シャバズさんに襲いかかって来たという。

「彼女は私のクルマに走り寄ってドアをこじ開けたので、私は両手を上げて『いったいどうなってるの。何がなんだか分からないわ、あなたたちのことも知らないし』と言いました」とシャバズさんはKNBCに語った。「すると相手の女は、『私の前に横入りしてきた』と言ったので、私は『してないわ。でも、もしそうだったとしたらごめんなさい』って。私は横入りなんてしていません」。

2人の口論は、BMWの女たちがシャバズさんのトヨタにハンマーで襲いかかった直後に殴り合いとなり、彼女は地面に突き飛ばされた。監視カメラとその場にいた目撃者が携帯電話で撮影した映像には、倒れたシャバズさんを2人の女が足蹴にする様子が捉えられている。

「地面に倒れ込んだまま、『これは現実なの? 私は今、女の人たちに踏みつけられている』と考えていました。酷い仕打ちだし、悲しいことです。誰しも他人にこんなことをすべきではないからです」とシャバズさんは記者のインタビューに答えた。

なんとか起き上がったシャバズさんは、RAV4の車内に逃げ込むと、BMWの助手席ドアに向かって突っ込ませた。2人の女は走り去ろうとするが、シャバズさんはバックしながら相手のクルマに再び激突。やがて2台によるぶつけ合いが始まり、現場はデモリッション・ダービーさながらの様相を呈した。最後には逃げようとしたジャバズさんが誤って消火栓をなぎ倒し、現場に水が噴き上げる。

シャバズさんは襲ってきた相手のことは何も知らないと話しているが、ロサンゼルス警察がKNBCに語ったところによると、この2人の女には同じような前歴があるという。それについて詳しい説明はなかったものの、事件の調査の一環として調べを行っているようだ。同警察はまた、この2人の女が凶器を用いた暴行の罪で起訴される可能性があると述べている。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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