民主党支持者はテスラ、共和党支持者はコルベットを好む傾向(調査結果)【アメリカ大統領選】

人の政治的志向とクルマの好みの奇妙な関連性について行った調査から明らかになった。

金に糸目をつけずクルマが買えるとしたら、米国の民主党支持者は多くがテスラ「モデルS」、共和党支持者はシボレーコルベット」を選ぶらしい。これは先月、リース契約したクルマの譲渡/引き取りを仲介する「Swapalease」が、人の政治的志向とクルマの好みの奇妙な関連性について行った調査から明らかになった。ちなみにこの調査は、対象者2,500人が自主的に参加して行われたもので、特別な科学的根拠に基づいたものではないことを先にお伝えしておく。

同調査の「自身を最もよく表すと思うクルマはどれか?」という質問に、民主党支持者の多くがテスラと答えた一方、共和党支持者はコルベットと回答した。これは性差にも表れ、男性の多くがコルベット(驚きはない)、女性はテスラを選ぶ傾向にあった。他には、ホンダ「アコード」フォード「F-150」ハマーシボレー「ボルト(Volt)」がリストアップされている。調査結果の全貌は、こちらで確認してほしい。

とはいえ今回の調査では、回答者の8割以上が男性であることや、共和党支持者が民主党支持者の2倍近くを占めていることから、結果に偏りが見られる。ちなみに、「目下の大統領選候補者が好むクルマは何だと思うか?」という質問もあり、これには共和党候補のドナルド・トランプ氏がキャデラック「エスカレード」、民主党候補のヒラリー・クリントン氏ではメルセデス・ベンツ「GLクラス」がそれぞれ1位に選ばれた。

前述のとおり、回答者は共和党支持者が多いからか、今回の選挙でトランプ氏に投票するという人が39.34%と最も多く、クリントン氏は36.30%、残りの34.36%は「どちらでもない」だった。「今年の選挙戦の特徴」を5つの選択肢から選ぶ質問では、全体の3割が「ドライバーレスカー」と回答。さらに「購入したクルマはどれくらいで乗り替えるか」という質問に対し、多くは3年以内と回答しているが、これは大統領の任期と比べると少々短いようだ。

冒頭でもお伝えしたとおり、調査は科学的な根拠に基づいたものではない。しかし、過去に行われた同様の調査でも電気自動車(EV)と民主党支持者の間に相関性が見られたことから、"政治とクルマ"の間には何らかの繋がりや法則があると思われる。もちろん、テスラを好む共和党員だっているし、中にはテスラを5台も購入した人物さえいる。単に彼らが例外というだけかもしれないが。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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