晴天に恵まれた4月26日、静岡県の富士スピードウェイでインポーター最大級のカスタマーイベント「フォルクスワーゲン フェスト 2014」が開催された。そのプログラムの一部を、ビデオと写真でご紹介しよう。
今回、6年ぶりに開催されたフォルクスワーゲン フェストの特徴は、VGJ(フォルクスワーゲン グルーブ ジャパン)の庄司 茂社長がステージで述べていたように、フォルクスワーゲンの様々なモデルが展示されるだけでなく、走るところが見られ、しかも試乗・体験できること。現行モデルのフルラインアップ試乗会では、車内オーディオから流れるピストン西沢さんによる解説を聞きながら、サーキットの外周路で好みの最新モデルをドライブすることができたほか、「ザ・ビートル レーサー」「ゴルフ R」というスポーツモデルにおいては、プロドライバーの運転でサーキットのメインコースを走る同乗体験「サーキットエクスペリアンス」が催され、来場者から好評を博していた。
VWオーナー向けには愛車にプロインストラクターが同乗し、運転技術のアドバイスを行う「ワンコイン・ドライビング・レッスン」を実施。他にも話題の衝突被害軽減ブレーキ「シティエマージェンシーブレーキ」や駐車支援システム「パークアシスト」を体験するプログラムがあったり、半年後に日本でも発売が予定されている電気自動車「e-up!」の先行試乗会まで開催されたり。普段からVWにお乗りの方だけでなく、いつか購入したいと考えている方も、日本で最も売れている輸入車ブランドの魅力に直接触れることができたと思う。
展示ブースでは、幻の2シーター・カブリオレ「ヘッブミューラー」などの貴重なクラシックモデルや、所ジョージさんがカスタマイズした「ザ・ビートル」も公開。また、お子様向けには電動カートやキックボーリング、塗り絵にビーズ遊びなどのキッズ・コーナーが、女性向けとしてはネイルサロンやキャンドルづくり体験といったレディース・プログラムなど、クルマ好きだけでなく同伴者が楽しめる企画も豊富に用意されていた。もちろん試乗車にはVW純正アクセサリーのチャイルドシートも準備されており、ご家族で最新モデルの乗り心地を確かめる方も多かった。
また、この日は国内最大級の空冷フォルクスワーゲン・ファンイベント「Street VWs FEST」も同時開催。美しくレストアされたタイプ1"ビートル"から、ボロボロに使い込まれたタイプ2"ワーゲンバス"まで、多数のクラシック・モデルが集まった。メインコースではチューンアップされた空冷エンジンを積むフォルクスワーゲンがドラッグレースで競い合う。
そして最後は、現行モデルから空冷クラシック・モデルまで、フォルクスワーゲンが富士スピードウェイのコースを埋め尽くすパレードランが行われ、楽しかったフォルクスワーゲン フェスト 2014も閉幕。今回のテーマとして掲げられた「フォルクスワーゲンが好きな理由」を来場者の1人ひとりが改めて思い浮かべながら、家路についたことだろう。次回はVWオーナーならずとも、興味のある方は是非ご家族・ご友人と一緒に来場されることをお勧めしたい。
それでは、会場の様子を撮影して来た動画もどうぞ。
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(2014年5月2日「Autoblog日本版」より転載)